管理組合・管理会社と共に実現した、
普遍的価値を維持する不動産再生
プロジェクト概要
空間と用途にゆとりを
平均100平米超のメゾネット36戸が約100メートル続く中庭を囲む築29年の集合住宅。既存建物のダイナミックなメゾネット空間と中庭の成長した樹木というポテンシャルを継承し、空間と用途にゆとりをもたせることで、様々なシーンが日々の暮らしに融合できる「これからの暮らし方」を提案しました。ランドスケープから共用部、住戸、オリジナル家具制作まで徹底し、普遍的なデザインを目指した空間トータルデザインを施しつつ、テラスハウスの特性を活かして、SOHO利用だけでなく教室、アトリエ等も可能な住宅用途とすることで選択肢を増やし、住まい手の創造力で様々なシーンが重なりあう、空間のゆとりと創造的な暮らしを届けています。
担当範囲
課題と解決
課題
特徴的な既存建築の改修計画
重層長屋による高い意匠性や、中庭を有する特徴的な環境を備えた既存建築は、構造・設備・ディテールに至るまで独自性が高い。もともと賃貸住宅として計画された建築の価値を継承しながら、新たな所有形態へ転換するにあたり、意匠性を損なうことなく性能向上を実現することが課題であった。
住空間の現代化
クロスメゾネット形式による隣戸間の良好な環境を維持しつつ、壁で細かく仕切られた従来型の間取りを、現代のライフスタイルに適した空間へと再構築する必要があった。また、断熱や遮音といった基本性能の改善も求められた。
解決
既存建築の継承
建物の構造や設備計画を精査し、既存の造形や空間構成を尊重したうえで区分所有へと刷新。外壁タイルは意匠性と防水性を兼ね備えた塗装により印象を更新し、建築の魅力を継承しながら機能面の向上を実現した。
次世代の暮らし方の提案
住戸内をスケルトン化し、断熱・遮音性能を更新。自由設計にも対応可能な構成とすることで、現代の多様な暮らし方に応える住空間へと再編した。
さらに境界のガラスブロックを撤去し、ルーバーや植栽による緩やかな仕切りへと再構築することで、プライバシーを確保しながら中庭との関係性をより豊かに高めている。
物件概要
- 物件名
- リアージュ砧テラス
- 所在地
- 東京都世田谷区砧1丁目32-23
- アクセス
- 小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅徒歩14分、小田急線「千歳船橋」駅徒歩15分
- 構造
- 鉄筋コンクリート造 陸屋根 地上4階
- 敷地面積
- 4,200.08平米
- 延床面積
- 4,639.29平米
- 築年月
- 1991年11月
- 区画数
- 36戸
- 従前用途
- 賃貸住宅
- リノベーション後用途
- 集合住宅
- リノベーション年月
- 2019年4月