第3講「戸建てリノベ編」は、
リノベーションコンサルタント大嶋亮がノウハウを伝授します。
第3講 戸建てリノベ編
本当は戸建に住みたい!
「理想の暮らし」の「家のかたち」かもしれない。
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ここに注目!
今、戸建てリノベに追い風!
平成26年に税制改正!住宅ローン減税等の条件が変更
築20年超の戸建ても物件取得後に耐震工事を行い、耐震基準適合証明書の取得もしくは、既存住宅売買かし保険に加入することで新築と同等の様々な減税措置が、受けやすくなりました!例えば、5000万円の物件において住宅ローンを組んだ場合、最大200万円強~400万円強(※)のコストメリットがあります。これにより中古戸建てを買ってリノベーションがしやすくなり、戸建て暮らしが身近になりました。
※物件と借入額、所得、購入年等の諸条件によって異なります。
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知っておきたい!
建物ハードのこと
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01リノベーション向きは“木造在来工法”手を加えることで安全性能を向上できるのが戸建ての魅力。柱と梁で構成される在来工法は最も手が加えやすく、耐震基準を超える性能を確保するため「接合部の金物補強」や「耐力壁の増設」などを行います。POINT
安全性能が高い「はこ」をつくること。
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02「戸建ては寒い」を解消屋根・外壁を中心に断熱材を入れ直し、サッシをペアガラスのサッシへ交換することで、断熱性能・居住環境を向上。弊社の「HOWS Renovation」では、2020年に新築で義務化される省エネ基準を環境性能の基準としています。POINT
”断熱”と”窓”で、断熱・環境性能を向上。
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03木造ならではの“縦の空間ボリューム”天井を取り払うことであらわれる屋根裏は、戸建てならではの縦の空間ボリュームを生み出します。開放感はもちろん、頑丈な構造体が住まいの編集性を大きく拡げてくれ、ハンモックなどを吊るすことも可能に。POINT
暮らしながら手を入れやすいのも木造の魅力。
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気になる!
耐震のこと・費用のこと
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01物件購入前の建物事前検査が大事リノベーション工事での解決が難しいことや、莫大な改修費用がかかることが物件購入後に見つかると予算やプランに影響を与えてしまいます。それを防ぐために、第三者機関の建物事前検査を物件購入前に行うことがとても重要。
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02耐震改修費用の目安漠然とコストがかかるイメージのある耐震補強工事。意外にも、補強費用の平均は約150万円というデータもあります。
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見てみよう!
リノサポ×HOWS 戸建てリノベ
事例百合ヶ丘の家戸建てリノベで実現する、「自ら丁寧に手を入れる暮らし」小田急線の最寄り駅からバスと徒歩で約15分。ゆるやかに傾斜する街並みの一画に建ち、明るい光と眺望に恵まれています。土地の広さは一般的な新築建売戸建ての2倍程度もある約180㎡。成熟したお庭の緑や、暮らしの楽しみが拡がる屋外の余白が魅力的な戸建てです。
建物が建って以来、大切に住み続けられてきたこの木造戸建ては、ひと組の若いご夫婦の手に渡り、リノベーションによって新たな価値と暮らしの息吹が吹き込まれました。
延床面積は93m²、昔ながらの和室が並ぶ間取り。
大きな土間や庭の緑を楽しめる広縁、ゆるやかな仕切りが特徴の1階。 増設したテラスによって、ペントハウスのようなLDKが実現する2階。
お金の話物件価格と工事費を住宅ローンとして借りた場合、月々の返済は12万円です。
(変動金利0.975% 借入期間を35年とした場合)・物件価格約3,000万円・工事費約1,500万円・諸費用約400万円・合計約4,900万円 -
まとめ
戸建てリノベは可能性がたくさん
戸建てリノベってやっぱり魅力的ですね。でも注意する点もいろいろ。例えば、すごく安い物件だと思ったら、再建築できなかったり、土地の権利が借地権のため、売買金額以外にも地代や承諾料など多々出費がかさむようなケースも。条件と皆さんの意志次第ではお宝物件になるものもあるので、よく確認しましょう。
小ビルや賃貸アパートを買って、住みながら大家さんになったりと、収益性を見込んだ中古リノベの可能性も拡がっています!戸建の場合は難易度が高いものも多いため、先ずは頼れるパートナーを見つけることをおススメします!
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本当は戸建てに住みたいのだけれど…とはなから諦めている方も多い戸建て。
けれども、知識を持って、発想を少し変えるだけで魅力的な住まいが見つかるかもしれません。マンションと同じ予算で探すと見つからなくても、実は管理費・駐車場代がかからないだけで、借入や各種条件によっては1,500万円前後もの予算設定が変わることもあります。 自ら手を加え続け、修繕まで楽しんでやってしまう、そんなポジティブな暮らし方の選択肢をケーススタディで学んでいきましょう!