リビタ第一号物件

プロジェクト概要
新築偏重市場、スクラップ&ビルドの時代に誕生した一棟リノベーション
東京電力株式会社と株式会社都市デザインシステム(現UDS)による共同プロジェクトとしてスタートした、リビタ設立のきっかけとなる第一号物件です。リノベーションという選択肢がまだ一般的でなかった2005年に、新築でも単なる中古物件でもない第三の選択肢として、「一棟まるごとリノベーション物件」という形で再生し販売。既存建物の調査・補修から給排水管の刷新、外構・外観を含めた共用部のリニューアルを施し、建物全体の基本性能を向上させたほか、専有部は自由設計を可能にしたプランが高い評価を受け、早期完売。モデルルームを除き、すべての住戸で自由設計が採用され住まい手のライフスタイルにあった住空間が実現されました。
担当範囲
課題と解決
課題

一棟まるごとリノベーション事業の礎
当時築18年の企業社宅を取得し、リビタで改修・販売する「一棟まるごとリノベーション分譲事業」のスタートとなった。構造躯体は劣化状況を調査・補修したうえ、床スラブの補強を施し活用。給排水管等の設備はすべて更新。エントランス・外構・外装を含めた敷地内の空間全体については、「井の頭公園」から続く緑豊かな空間との一体化を意識したデザインへと刷新。工事の効率を犠牲にしてでも守られた樹齢100年超の桜は、今もなお敷地に大切に受け継がれている。
解決

自分らしい住まいをつくる自由設計
専有部は自由設計が選択可能なプランで販売された。モデルルーム以外の全住戸で自由設計が選ばれ、住まい手一人ひとりが生活スタイルにあった空間を実現した。
共用部への付加価値づけ
共用部は、床スラブの補強及び大規模修繕にとどまらず、エントランス空間の設置、室外機置場の設置、全戸分の平置き駐車場、駐輪場、オール電化、セキュリティラインの整備など、現在のライフスタイルに合わせた共用部の付加価値工事を実施。これ以降の一棟まるごとリノベーション事業に続く事業価値を創造した。
住まいの安心安全の基準「既存住宅性能表示サービス」の採用
安心して物件購入いただくため、住まいの安心安全の基準「既存住宅性能表示サービス」※を採用。
※国土交通大臣から指定を受けた第三者機関(「指定住宅性能評価機関」)であるハウスプラス住宅保証株式会社の評価員により、既存住宅の現況と性能の客観的な評価・検査を行うサービスのこと。






