築42年の社宅と独身寮を
シェアハウスと国際交流寮に再生
シェアプレイス調布多摩川
東京都調布市

プロジェクト概要
広い外構東京都調布市を生かし入居者や地域住民の接点となる場
国際色豊かな暮らしと地域との接点を育む、リノベーションによる複合型シェア街区です。広い外構空間を持つ団地認定の敷地内にあった3棟の独身寮と社宅を再生。1棟は一般社会人向けのシェア型賃貸住宅「シェアプレイス調布多摩川」、残る2棟は大学の国際寮として再構成し、3棟全181室からなる複合施設として新たに生まれ変わりました。外構には全長10mのビッグテーブルや「まちかど広場」、多様な形状のテラスを配置し、地域住民との交流を育む多彩なシェアスペースが充実しています。大学には留学生と日本人学生、一般社会人との交流を促す場を、オーナーさまには長期的な安定収益と敷地管理リスクの軽減を提供するなど、複数の価値をつなぐ街区としての役割を担っています。
担当範囲
#企画・プロデュース
#プロジェクトマネジメント
#運営
課題と解決
課題

( 01 )
用途転換が難しい独身寮・社宅の有効活用
役割を終えた企業の独身寮や社宅の有効活用を、オーナー様が模索されていた。一団地認定により広々とした外構空間を有していたものの、管理が難しく、既存樹木も鬱蒼としていた状況だった。また、建物は築年数が経過しており、大規模修繕が必要な状態だったが、第一種低層住居専用地域に立地しているため、用途や規模に制約があり、建替えを含む新たな事業計画の立案が困難という課題を抱えていた。
解決

( 01 )
多様なバックグラウンドを持つ入居者が共生する環境シェア型キャンパスへ再生
78室の独身寮は7室増室し、社会人や学生が暮らす85室のシェア型賃貸住宅へ。社宅は2棟36戸を32ユニットの大学の国際学生宿舎「グローバルハウス調布」へ再構成し、留学生と日本人学生が共に暮らす場とした。敷地全体を「GLOBAL SHARE CAMPUS」として計画し、各棟に多様なラウンジを設けたほか、外構にはビッグテーブルや「まちかど広場」やテラスなど地域とつながるシェアスペースを整備。多様なバックグラウンドを持つ入居者が交流し共生できる環境を実現した。






物件概要
- 物件名
- シェアプレイス調布多摩川 (公式HP)
- 所在地
- 東京都調布市多摩川6丁目33-1
- アクセス
- 京王相模原線「京王多摩川」駅徒歩8分
京王線「調布」駅徒歩15分
物件から徒歩1分京王バス「電通大グランド前」→「調布駅南口」下車(バス乗車時間約10分) - 構造
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 敷地面積
- 9957.49平米
- 延床面積
- シェアプレイス調布多摩川:2784.09平米
グローバルハウス調布:2251.24平米 - 築年月
- 1975年1月
- 部屋数
- シェアプレイス調布多摩川:85室
グローバルハウス調布:96室 - 従前用途
- 寄宿舎(独身寮)・共同住宅(社宅)
- リノベーション後用途
- 寄宿舎
- リノベーション年月
- 2017年8月
- 開業日
- 2017年9月
- クライアント
- テルウェル東日本株式会社