スケルトンリノベーションで叶えた戸建て暮らし
HOWS Renovation 国立の家
東京都国立市
プロジェクト概要
素地を整えた戸建てリノベーションのスケルトン販売
●2022年度グッドデザイン・ベスト100および 金賞受賞
地下および1階の一部をRC造、その他を木造とする混構造の築30年の戸建てを、スケルトン・インフィルの手法で改修したプロジェクトです。現行法への適合、耐震・断熱改修をあらかじめ計画し、基本性能と遵法性を確保したスケルトン状態で販売。取得後は住まい手とともにインフィルを設計することで、建物の基本性能と遵法性を確保した上で顧客の自由設計ニーズを実現する、中古住宅流通へのチャレンジをしました。
担当範囲
#企画・プロデュース
#コンサルティング
#プロジェクトマネジメント
課題と解決
課題
( 01 )
戸建てストックの価値低減とニーズの乖離
築20年で建物価値がゼロとみなされる市場慣行が存在する。基本性能の未整備や、時代とともに変化する生活ニーズとの不一致が、良質な住宅ストックの継承を困難にしていた。
( 02 )
戸建リノベーションにおける不確実性
戸建てリノベーションは、解体前に内部状況を把握しづらく、性能・法適合・コストの見通しが立てにくい。こうした不確実性が、購入および改修の意思決定を妨げる要因となっていた。
解決
( 01 )
基本性能と遵法性を確保したスケルトン販売
第三者機関による建物検査を実施し、耐震基準適合証明書を取得。既存住宅売買かし保険へ加入し、検査済証(平成4年築)も確認した。断熱・耐震性能を現行基準水準まで引き上げ、外壁補修・塗装、長期修繕計画の策定、アフターサービス保証を整備。基本性能と法適合を可視化した「素地を整えたスケルトン」として販売することで、安心して取得できる流通形態を構築した。
( 02 )
参加型インフィルによる住まいの最適化
構造体のみを整えた状態から、施主が内装設計と仕様選定に参加するプロセスを構築。スキップフロアとハイサイドライトをもつ骨格を活かし、既存の床レベルを調整して段差のあるリビングを形成するなど、空間のポテンシャルを再編集した。混構造による安定した構造体を基盤に、暮らしに即した最適なインフィルへと昇華させている。
物件概要
- 物件名
- HOWS Renovation 国立の家
- 所在地
- 東京都国立市中
- アクセス
- JR中央線「国立」駅徒歩13分
- 構造
- 軽量鉄骨造・2階建
- 敷地面積
- 82.97平米
- 延床面積
- 81.52平米(1F:40.76平米、2F:40.76平米)
- 築年月
- 1992年12月
- 従前用途
- 戸建住宅
- リノベーション後用途
- 戸建住宅
- リノベーション年月
- 2022年5月