一般賃貸でもシェアハウスでもない、新しい賃貸住宅への挑戦

プロジェクト概要
様々な文化や人が混じり合う街
蒲田で自分自身を「深める暮らし」を提案
従来の社宅・寮をリノベーションし、「心身ともに健康的なライフスタイルを叶える」機能を備えた都市型賃貸住宅です。コロナ禍を経て高まった衛生・健康意識に対応し、専有部には水回りを備えました。プライバシーを確保しつつ、共用部では自然な交流が生まれる設計が施されています。2階にはRILISIST社によるパーソナルジム『KARADA BESTA』とサウナ『SAUNA BESTA』を併設させ、建物内でフィジカル・メンタル両面のケアが可能。3階ラウンジは入居者と施設会員が利用でき、アフターコロナ時代の新たなコミュニケーションの場を提供します。
生活利便性が高く、多様な文化が混ざり合う街・蒲田の地域特性を活かしながら、健康と居住環境を融合させた、新しい賃貸住宅の在り方を提案しています。
担当範囲
課題と解決
課題

独身寮、次の活用方法
築27年の本物件は、当初独身社員向け社宅として建設され、専有部にはキッチン以外の水回り(トイレ・洗面・シャワー・洗濯パン)が整っており、共用部には食堂や娯楽室などの充実した設備がある建物だった。しかし、入居していた企業が退去したことで、次の活用方法が課題となっていた。
感染症拡大によるコミュニティ価値観の変革期
企画を始めた当初、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な社会現象となっており、シェアハウスにおけるコミュニティへの価値観や衛生意識に大きな変化が生まれた時期だった。これまで運営してきた「シェアプレイス」シリーズでは、専有部に水回りがない物件(一部は洗面台付き)が主流だったが、入居者のプライバシー確保と衛生管理の重要性がより一層求められるようになっていた。
解決

衛生意識が高まる中で、人とのつながりを持てるシェアハウスの新提案
シェアハウスに住まう方々の衛生意識が大きく変化したことを受け、シェアハウスの「人とのつながり」を活かしながらも、専有部に水回りを完備し、プライバシーを守れる新しい賃貸住宅の形を模索。その解決策として誕生したのが『Well-Blend』シリーズ。本シリーズは、専有部にキッチンやバスルームを設けることで、個々の衛生環境を確保しつつ、共用部では入居者同士が自然と交流できる空間を提供。
心身ともに健康的なライフスタイルを叶える、サウナとパーソナルジム
昨今の健康意識の高まりを受けて、もともと充実していた共用部回りをリノベーションし、サウナとパーソナルジムを併設。心身ともに健康的なライフスタイルを叶える賃貸住宅を目指した。3階の共有ラウンジは、入居者のみならず、サウナ・パーソナルジムの会員の待合スペースも兼ねており、あらゆる属性の人が同じ場所を利用することで、入居者間だけでなく、利用者とも緩やかに繋がれる場となっている。





物件概要
- 物件名
- Well-Blend蒲田 (公式HP)
- 所在地
- 東京都大田区西蒲田7丁目52-2
- アクセス
- JR京浜東北線・東急池上線・東急多摩川線「蒲田」駅徒歩6分
京急本線「京急蒲田」駅徒歩18分 - 構造
- 鉄骨造(S造)
- 敷地面積
- 260.79平米
- 延床面積
- 1622.42平米
- 築年月
- 1995年11月
- 部屋数
- 46室
- 従前用途
- 寄宿舎
- リノベーション後用途
- 寄宿舎/店舗
- リノベーション年月
- 2023年2月
- 開業日
- 2023年3月
- 事業主
- 大一商事株式会社
- デザイン監修
- 株式会社トラフ建築設計事務所