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ストーリー

20周年ステートメント策定の裏側

目次

  1. 20年の歩みを振り返る、節目の想い
  2. 合宿で見えてきたリビタの輪郭
  3. 全社レビュー会で広がる視点
  4. ステートメントが示すリビタの未来像
  5. 社員の想いと歩みを、未来へつなぐ
  6. あとがき

2025年5月13日、リビタは創立20周年を迎えました。
この節目にあたり、30代の中堅社員が中心となって20周年ステートメントの策定に取り組みました。社員一人ひとりが考える「リビタらしさ」を改めて見つめ直し、企業としての姿勢や価値観を表す言葉として形にしたものです。
本記事では、ステートメント策定の背景やプロセス、そしてそこに込められた想いをご紹介します。

 ?  に向き合いなおす

最初は素直な ? からでした。
まだ使える建物が簡単に壊される。
「もったいない。」
そんな疑問から、リビタははじまりました。

それから20年。
「そういうものだから。」
といった、これまでの常識に ? を投げかけ、
新しい暮らしの「あたりまえ」を育ててきました。

でも最近、自分たちがつくってきた正解にとらわれ、
? を忘れそうになるときもあります。

まだ20年。
だからこそ、あらためて
「リビタがやらねば、だれがやる?」を合言葉に
手間を惜しまず、納得できるまで対話を重ね、
これからも、 ? に向き合い続けていきます。

株式会社リビタ

20年の歩みを振り返る、節目の想い

20年という年月は、企業にとってこれまでの歩みを振り返り、未来への指針を考える大切なタイミングです。リビタでは、この節目を迎えるにあたり、次の時代に向けてどんな価値を創っていくのか改めて問い直す必要がありました。
このプロジェクトには、経営陣による明確な「戦略的意図」が込められていました。
経営陣が中心となって描く中期経営計画を現場で実行するのは、社員一人ひとり。どんなに優れた戦略も、実行する社員の「パッション」と「自分ごと化」が伴わなければ計画は実を結びません。
――そんな経営課題への危機感があったのです。

そのため、今回はあえて30代の中堅社員が中心となり、ステートメントづくりを担うことに。自分たちの言葉で企業のあり方を定義するプロセスこそが、これからを支える原動力になる。そんな思いが、このプロジェクトの出発点にはありました。こうした背景のもと、各部署で活躍する中堅社員が集まって、全社を巻き込みながらステートメントの策定へと取り組んでいきます。

合宿で見えてきたリビタの輪郭

ステートメント策定の初期段階では、「ステートメントとは何か」から議論が始まります。
実は当初、メンバーの多くが戸惑いを抱えていました。
「ステートメントって何だろう?」
「業務で手一杯なのに、なぜ今やる必要があるのか?」
そんな率直な葛藤や疑問もあったといいます。
しかし、中期経営計画に込められた想いや、役員が語るリビタの文化・未来像など、多角的なインプットを重ねるうちに、「自分たちが言葉をつくる意味」が少しずつ輪郭として見え始めます。

その後、1泊2日の合宿を実施。
ビジネスフレームワークも活用しながら、10年先の社会や企業の姿を思い描き、ステートメントの原型づくりに取り組みます。立場や部署を越えた議論を通じて、メンバーの戸惑いは次第に「自分ごと」へと変化していきました。
「なぜ自分たちがつくるのか?」
「リビタの未来をどう描きたいのか?」
そんな主体性の芽生えが、合宿の中で確かな実感として表れはじめます。

議論は、「リビタらしさ」とは何かへと進みます。
事業部や立場を超えて意見交換する中で、多くの社員に共通していたのは、地域や社会に価値を還元し、人々の暮らしに寄り添う姿勢。また、社員一人ひとりが主体的に考えて行動する文化も、リビタを特徴づける重要な要素だと再認識されました。

さらに、10年後、20年後のリビタのあり方についての議論へ。
「不動産という枠にとらわれず、時代や暮らしの変化に合わせて新しい価値を提供し続ける組織でありたい」
――そんな未来像が共有される一方で、「常識にとらわれ、新たなチャレンジができていないのでは?」という課題意識も浮かび上がります。こうした率直な課題感や、さらなる成長への期待の声は、ステートメント策定や企業活動の方向性を考えるうえで貴重なヒントとなりました。

当時を振り返り、メンバーは「事業部外の社員と共に取り組むことで、さまざまな仕事の仕方や考え方が垣間見え、新たな発見があった」と語ります。また、「部署の中での振る舞いとは異なる自分の役割を実践できたことや、チームで仕事をする中で多様な個性を尊重する大切さを改めて感じた」とも話していました。

全社レビュー会で広がる視点

合宿で作られた案をもとに、全社員を対象としたレビュー会も行われました。新卒から役員まで、計61名の社員が参加。限られたメンバーだけでなく、多くの社員の声を集めることで、社内全体で共通認識を育むことを目指します。
当日は4つの案をもとにプレゼンテーションとディスカッションを実施。ステートメントに寄せる期待やキーワードへの意見など、多様なフィードバックが交わされました。

その中でも象徴的だったのは、議論の中で浮かび上がった組織として直視すべき課題です。
「チャレンジできていない閉塞感」に対する意見が多く、メンバー自身も真剣に向き合っていました。こうした議論を通じて、リビタ社員が持つ、課題から目をそらさず向き合う姿勢を改めて実感する場となりました。

メンバーからは、「これまで個人で思っていた『リビタらしさ』や『もやもや感』などを言語化し、共有できたことは、会社への想いを深める良い機会になった」「言葉の細かなニュアンスまで議論することができ、ステートメントで表現した『私たちが大切にしている姿勢』が本音であることを胸を張って言えると思った」と振り返っています。

ステートメントが示すリビタの未来像

最終決定では、最も伝えたい価値は何かを改めて整理し、4時間を超える議論の末にステートメントが完成しました。このステートメントは、これまでの20年の歩みを踏まえつつ、これからの「ありたい姿」を社員自身の言葉で宣言したメッセージです。過去と未来をつなぎ、社員やお客様、パートナーの方々が、リビタの未来にワクワクできる状態をつくることを目指す言葉となっています。

 ?  に向き合いなおす

最初は素直な ? からでした。
まだ使える建物が簡単に壊される。
「もったいない。」
そんな疑問から、リビタははじまりました。

それから20年。
「そういうものだから。」
といった、これまでの常識に ? を投げかけ、
新しい暮らしの「あたりまえ」を育ててきました。

でも最近、自分たちがつくってきた正解にとらわれ、
? を忘れそうになるときもあります。

まだ20年。
だからこそ、あらためて
「リビタがやらねば、だれがやる?」を合言葉に
手間を惜しまず、納得できるまで対話を重ね、
これからも、 ? に向き合い続けていきます。

株式会社リビタ

社員の想いと歩みを、未来へつなぐ

ステートメント冒頭の「?」は、日常や仕事の中で小さな疑問を大切にする姿勢を象徴しています。
「なおす」という言葉には、原点に立ち返り、素直な気持ちで向き合う姿勢が込められています。
ここには、リビタの創立背景や存在理由も反映されているのです。

「暮らし」は事業領域を、「育てる」は企画だけでなく、場の運営を通じた積み重ねも表しています。
一方で、従来の常識にとらわれすぎているかもしれない現状への閉塞感も、正直に描きました。

最後には、「リビタがやらねば、だれがやる?」という合言葉を通じて、社員自身が閉塞感を打破し、事業性と社会性を両立させる姿勢を継続していく意思を表明しています。
この合言葉は、プロジェクトを終えたメンバーの意識を劇的に変えました。
「『リビタがやらねばだれがやる(自分がやる)』という合言葉を通して、自身のマインドセットにつながった。リビタの最小単位は、自分自身なのだという気づきを得た。」 「結局は、自分次第という現実を見つけた。」
会社という組織に寄りかかるのではなく、一人ひとりがプロフェッショナルとして立つ。手間を惜しまず、納得できるまで対話を重ね、疑問に向き合い続けることが、これからのリビタの原動力であることを示しています。

ステートメントは完成がゴールではありません。今後は、プロジェクトや事業活動を通じて、社員一人ひとりが体現していきます。この言葉を起点に、リビタは次の20年に向けて新たな価値創造に挑戦してまいります。

あとがき

今回策定されたステートメントは、リビタのこれまでの歩みとこれからのあり方をつなぐ重要な指針です。社員が葛藤を抱えながらも主体的に向き合い、誠実に議論を重ねたプロセスそのものが、リビタという組織の強さだと感じました。
このステートメントを起点に、社員一人ひとりが行動を通じて価値を生み出し、関わるすべての人とともに新しい未来をつくっていきたいと思います。

取材・撮影 :2025年7-10月

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