ReBITA

木々が揺れる風景を切り取る窓のある大空間

HOWS Renovation 八雲の家
東京都目黒区

プロジェクト概要

各領域の協業による、ハウスメーカー住宅の価値顕在化

●2019年度 グッドデザイン・ベスト100受賞
●リノベーション・オブ・ザ・イヤー 2019 <特別賞>R5性能向上リノベーション賞 受賞

駒沢公園沿いの緑を借景とする敷地に建つ築25年の戸建住宅を改修、販売したプロジェクトです。接道条件や築年数を理由に従来の中古住宅市場では十分に評価されてこなかった本住宅に対し、各領域で独自のソリューションを持つプレイヤーが協業。建物が本来備えていた構造的・環境的価値を可視化しながら、新たな魅力を付加し、市場に再流通させました。

担当範囲

#企画・プロデュース
#コンサルティング
#プロジェクトマネジメント

課題と解決

課題

( 01 )

駒沢公園沿いの借景を活かす空間再構築

駒沢公園沿いの緑を借景とする敷地に建つ築25年の鉄骨造戸建てである。既存の間取りはLDKが独立し、リビングに和室と掘り炬燵が続く構成であった。この既存構成を前提に、周辺環境の価値を最大化しながら、現在の住まい方に適した空間へ再編することが求められた。

( 02 )

ハウスメーカー住宅の構造再解釈

大手ハウスメーカー設計・施工の注文住宅であり、内装解体後はスケルトンの状態となった。重量鉄骨造ならではの柱の少ない大空間が現れる一方、その躯体の存在感をどのように空間として成立させるかが課題であった。同時に、中古住宅取得時に懸念されやすい構造安全性や断熱性能、維持管理情報の不足をどのように補完し、信頼性として提示するかが求められた。

解決

( 01 )

借景を取り込む空間の再編と性能の可視化

2階の大空間から享受できる緑の広がりを主軸に、視線の抜けと動線を整理。鉄骨躯体の骨格を活かしつつ、木ルーバー天井やスチール手すりなど異素材を重ね、構造と意匠の調和を図った。和室の名残はスノコ床として再構成し、既存の記憶を継承しながら可変性の高い構成へ再編した。

( 02 )

鉄骨躯体と素材の調和、長期的価値の継承

第三者機関によるフルスケルトン検査を実施し、躯体の健全性を確認。施工元による耐震基準適合証明を取得するとともに、既存住宅売買かし保険を付帯し、構造安全性を客観的に担保した。あわせて断熱改修により断熱等級4・省エネ等級5を実現。住宅燃費性能を示す「エネルギーパス」を発行し、性能を明確化した。さらに地盤調査の実施、住宅履歴情報の蓄積と長期修繕計画の策定により、構造体の価値を長期的視点で再定義した。

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物件概要

物件名
HOWS Renovation 八雲の家
所在地
東京都目黒区八雲
アクセス
東急田園都市線「駒沢大学」駅より徒歩15分
構造
鉄骨造スレート葺・2階建
敷地面積
190.25平米
延床面積
172.10平米(1F:82.86平米、2F:89.24平米 ※登記簿)、他ロフト部分面積14.89平米
築年月
1993年12月
従前用途
戸建住宅
リノベーション後用途
戸建住宅
リノベーション年月
2018年8月

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