「ビジネス×食」をテーマに街にひらいた複合施設

プロジェクト概要
新しい暮らし方と出会える街のたまり場
全11層のオフィスと食の機能が融合したシェアオフィスです。暮らしを自由にするオフィス「12」シリーズの第4号物件として、共用スペースは「暮らすように働く」多様な居場所を提供し、利用者の交流を促進します。下層階は、飲食店や業務用シェアキッチン、物販やギャラリーとして利用可能な小商いオフィスを設置し、さまざまなビジネスに挑戦できる環境を整備しています。
リビタとリストデベロップメント株式会社が共同開発した本施設は、外部の人々が気軽に立ち寄れる空間として、街とのつながりを重視しました。
担当範囲
課題と解決
課題

出社したくなる目的性のある場づくり
本施設が位置するエリアは広域で見ると多路線が乗り入れる利便性の高い場所であるが、狭域で見ると裏通りに位置し、目立たない立地であった。加えて、アフターコロナの時期で働き方や暮らし方が見直されるなか、従来のオフィスビルの閉鎖的な空間ではなく、わざわざ足を運びたくなる(出社したくなる)ような目的性のある場づくりが求められた。
解決

外部との交流と街の風景をつなぐ仕掛けづくり
通常だと閉鎖的になりがちなオフィスビルに、「小商いオフィス」や「KOAKINAI MALL」といった食の機能を設け、外部の人々も気軽に立ち寄れる空間を実現。全フロアを屋外階段でつなぎ、街の風景とワーカーの活動が連動するように配置。さらに、「暮らすように働く」多様な共用スペースを設けることで、さまざまな人々にとっての居場所を提供。また、食に関するイベント「12 KANDA NIGHT」や「KANDA FOOD LAB」を通じて、コミュニティ形成を促進し、交流を育む場を継続的に生み出している。
多様な居場所づくりをしながらレンタブル比も向上
昨今の建築費の高騰等による収支の圧迫を改善させる為、レンタブル比を少しでも高める必要があったが、多様な人が集まる共用スペースをどう確保するかも重要な課題であった。そこで通常隠されがちな避難階段をポジティブに建物ファサードへ出すことで、街との接続面を増やし各階の外廊下を兼ねたテラス(居場所)を生み出した。またテラスから直接アクセスできる専有部をつくることで中廊下を減らしレンタブル比も向上。









物件概要
- 物件名
- 12 KANDA (公式HP)
- 所在地
- 東京都千代田区神田須田町2-3-12
- アクセス
- JR線 「秋葉原」駅 徒歩5分 / JR線 「神田」駅 徒歩7分 / 都営新宿線 「岩本町」駅 徒歩4分
東京メトロ銀座線 「神田」駅 徒歩3分 / 東京メトロ丸ノ内線 「淡路町」駅 徒歩6分
東京メトロ日比谷線 「秋葉原」駅 徒歩7分 / つくばエクスプレス 「秋葉原」駅 徒歩5分 - 構造
- 鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)
- 延床面積
- 1,944.39平米
- 築年月
- 2023年12月(新築)
- 区画数
- 飲食:業務用シェアキッチン3区画・飲食店舗1区画
オフィス:フリーデスク16席・プライベートデスク33区画・プライベートオフィス33区画・小商いオフィス5区画 - 用途
- 事務所・店舗
- 開業日
- 2024年2月
- クライアント
- リストデベロップメント株式会社