次の住まいの物語_01

Hさま×リヴィラ等々力
×Wさまのおはなし

これはリビタから住まいを購入されたHさまが『リビタの次の住まい相談』を利用し、最初の住まいを売却、次の住まいへ移られたおはなしです。同時に、新たなご購入者Wさまにとっては、Hさまから住まいのバトンを受け継いだ『住み継ぐ住まい』のおはなしです。

一棟まるごとリノベーションマンションでマイホームを実現

二子玉川の賃貸住宅にお住まいだったHさま。以前別の一棟まるごとリノベーションマンションを見学していた経緯もあり、お子さまが生まれ、お住まいが手狭になったタイミングで、当時リビタで新たに企画・販売をしていた一棟まるごとリノベーションマンション「リヴィラ等々力」を見に来られました。共用部分からデザインが刷新され修繕もされる、一棟まるごとリノベーションマンションの安心感と、自由設計で自分好みのお住まいにできることが決め手になりご購入を決められました。

自由設計で希望の間取りを実現し、新たな暮らしをはじめたのもつかの間、お仕事の都合で海外赴任となったHさまは、ご自宅を賃貸に出し、海外へ。帰国時点では自宅がまだ賃貸中だったことから近隣の賃貸戸建へ一旦住み始めました。その後自宅賃貸の解約が決まったものの、翌年また海外赴任になる可能性が高かったことから、そのまま賃貸か売却かを悩んだ末、最終的に売却することを決め、リビタと媒介契約（注釈１）を結びました。

注釈１｜不動産売買等の取引に関して、宅地建物取引業者が取引当事者の間に立ってその成立に向けて活動するためにお客様と結ぶ契約

家を売るということ

ところで、売却活動として事前に行うことは、一般的に
（１）物件を査定し価格を決めどう売るかを考える
（２）図面や写真をそろえて販売するための資料を作る（ウェブサイト掲載やチラシ作成など）
（３）集客する（会員メールやSNS による物件紹介や不動産会社用流通物件検索システム「レインズ（注釈２）」への登録、チラシ投函など）の３つです。
その結果、物件に興味を持ったお客さまからお問合せがきて、ご案内したり求められた情報をお伝えしたりすることで、契約のための交渉やローン提案などの資金計画の話まで進み、最終的に契約にいたります。
今回はその売却活動をリビタで行ったことで、Hさまにいくつかメリットがありました。
１つは、リビタが持っている分譲時の図面・資料をそのまま活用できたことで、スムーズにきれいな販売資料が用意できたこと。２つ目は、自由設計時のリノベーションポイントが何かなど、当初計画時のエピソードを知っているリビタならではの詳しい話を、販売活動時の接客でお伝えすることができたこと。
実は当時まだ小さかったお子さまの子供部屋を、最初は作らず、将来作れる可変性を残していたプランニングだったことなど、現状を見せるだけでは伝わらない情報を伝えられたことは、実際ご成約されたお客さまにとってもポイントになったことでした。

注釈２｜不動産会社専用の流通物件検索システムのこと

そもそもリノベーションマンションはリノベーションにより一度、老朽化したものは交換し、不具合が出たものは直し、デザインも刷新されているため、それらのバリューアップ分を含めると、一般的に言われている中古マンションの流通価格（だいたい築年数できまってしまう）と横並びにはできない価値をもっているので、その部分を正しく伝える販売活動が大切です。その点でも、リノベーション内容を詳しく把握しているリビタによる売却活動はH さまにとってメリットになりました。
その他、プラスアルファのご提案で、賃貸の際に汚れた塗装などの原状回復工事を行ったのち販売を開始すると、２～３週間で２０組もの見学希望が入りました。そのほとんどがリビタの会員「ReBITA members」の方や、リビタのホームページをご覧いただいた方だったことも、早期成約に向けた大きなメリットの１つとなりました。

リヴィラ等々力は20 戸程度の小規模なマンションで、入居者同士の年齢も近かったことから、次第にアットホームな雰囲気がうまれ、マンション内で「流しそうめん大会」を開いたり、近くの「不思議な卓球場にいってみよう！会」を開いたりと、数年間で良好なコミュニティが育まれていました。今回の売却活動では、当初分譲時の担当者がそのまま仲介を担当したことから、一住戸の説明にとどまらず、建物一棟全体の説明やコミュニティのご紹介もすることができ、購入者さまの決断の後押しになりました。

住まいのバトンを受け継ぐ

ご購入されたWさまは３０代のご夫婦で、お子さまが生まれるため、マンションを探し始めました。Hさまがこの部屋を設計したとき、ご夫婦＋お子さまお１人の家族構成で、開放的にしたかったことから１LDKとしつつも、お子さまが個室をほしくなったら２LDKにできるようにと設計していました。それはWさまにとってもちょうど良い間取りで、住まいも近くであったことから購入を決められました。契約の時、ご主人さま同士が同じ大学の先輩・後輩だったことも判明し、不思議なご縁を感じるねという会話も。Hさまの想いのこもったお住まいを、Wさまが大切に引き継いでくださる、素敵なご縁がつながったのでした。

住宅購入の選択肢が増え、新築マンション、中古マンション、リノベーション済み中古マンションの購入や、中古を買ってリノベーションをするなど、さまざまに選べる時代になりましたが、一方で工事費も高騰する昨今、数年前にリノベーションされた中古物件を購入し、少しだけ手を加えて住まうというのも、より安く、より合理的に住まいを取得できる選択肢の一つとして、今後注目されそうです。