リノサポブログ

現場レポート

家づくりのこと

2015.11.21
こんにちは、リノサポのすずめです!
さて、二度に渡りお送りしてきた、築46年の戸建てをリノベーションについても、今回が最後となります。前号、前々号と「既存を活かす」という話に度々触れましたが、今回は、既存部分がどのように生まれ変わったかをご紹介したいと思います。

 
◆まずは移設して生まれ変わったものたち◆
 【元階段の手摺り → ワークスペースのスチールワーク】
デザインの良さを生かしたく、ワークスペース横に移設。


【元廊下のタイルカーペットに隠れていた床 → 階段下の廊下】
無垢材の寄木木材を移設し廊下のポイントに。照明も仕込みました。


 【元建具のガラス → 自宅への引き戸】
リノベ前、この家のあらゆる箇所に使われていた、模様付き型ガラスを集めて建具に利用。 


【元和室入口の壁タイル → 漆喰壁に間隔に埋め込み】
5センチ刻みに取り付けられた小さなモザイクタイルはお子様の身長を測る目盛りに。 
目盛と一緒に写真に残すことで成長の記録ができます。
 

 【元実家居間の天井飾り → 玄関天井の格子】
植物やディスプレイなどを吊るすことができ、玄関空間を立体的に演出します。 
 

【洗面所の引出し → アトリエに】
今も奥様の作品制作のための材料入れに利用しています。
 

◆次に場所は変えずにそのまま利用しているものたち◆

【浴室のタイル】
今ではなかなか手に入らないサイズ、発色のタイルを既存利用。
既存シャワー水栓も残してフラットバーを通して収納に変換。浴槽は既存、特殊塗装を施しました。 



【サッシ】
部分的に既存サッシを利用、自分達で空間に合うよう、黒く塗装。


【靴箱】
天板に使われていた天然石をそのまま残すため、既存の状態のまま再利用。 


【アプローチ正面の石貼り】
壁に貼られた既存の天然石をそのまま利用。 


【リビング脇の坪庭】 
リビングから見えるこの空間、気持ちをホッとさせてくれます。


◆番外編◆

【リビングの照明】
ボタンの仕事に携わるお父様より、ボタンをご提供いただき照明のシェード材として活用。 


築年の古い物件を見に行くと今回ご紹介したような、今では逆に見かけることのできない建具や仕上げに出会い感動することがあります。これらは当時の職人さんが手間暇かけてつくりあげたものたちです。
中古物件を目にした際、ちょっと視点を変えて、どんな部分が活かせるか考えながら部材を見てみるのも楽しいものです。
この家も、改めてこうして、新しく生まれ変わった素材やパーツを並べてみると、古いものも良く活かされており、新しさと古さ、両方が兼ね揃ったからこそできた、オンリーワンの家だなぁとつくづく感じます。
 
また、ここでは、元の良さを引き継ぎながらも、今のお二人の生活スタイルに合わせ、この先何十年も先を見据えたリノベーションがなされています。
 
家は時代に応じて、日々変化していくもの。
 
時が経つにつれ、家族が増え、いずれ巣立っていき、もしかしたらこの家のように家族がまた戻ってくるかもしれない。また、ライフスタイルも、初めは夫婦で忙しい生活をしながらも、子供が育ち、今度は夫婦二人ゆっくりした時間を過ごしていく生活になるかもしれない…。家はそんな今後何十年も続く家族の様々な変化を受け入れてくれながらも、対応していけることが大切だなと思います。
 
ごくありふれた日常も、この家でたくさんの素敵な想い出になりますように。

▼築46年の戸建てをリノベーション バックナンバーはこちら
⇒vol.1「「想いをカタチに、新たな命を吹きこむ」
⇒vol.2「竣工見学会+ワークショップイベントレポート」

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