こんにちは、リノサポのすずめです！
先日、とても素敵なお宅のお引き渡しを終えました。
都心ながらひっそりと佇む、こちらの物件は築46年の木造在来工法の戸建。
元々、奥様のおばあさまがお住まいになっていたお宅を、おばあさまのお引越しと、ご夫婦のご結婚を機に、既存の良い部分を活かしながら、この家を住み継いでいきたいという想いで、住居兼奥様の仕事場(アトリエ)へとリノベーションされました。
今回のお施主様は、元々リビタのシェア型賃貸住宅「THE SHARE」にお住まいいただいていたご夫婦。その時からのご縁で、デザイン監修として、リビタでシェアプレイスや店舗のデザインを手掛けている小野が加わり、お二人の新居リノベのお手伝いさせていただくことに。シェアを卒業されてもまたリビタをお選びいただき嬉しい限りです。
既存の状態は年季が入りながらも、ちゃんと手入れを行ってきたのを伺わせる、内装。
随所にこだわりが感じられるお宅で、活かしたい素材の数々がありました。
解体をして、現れたのはとても立派な梁や柱。漏水やシロアリによる腐食などもなく、本当に見えない部分まで、こだわりを感じるものでした。
お父様にお話を伺うと、その予感は的中。当時、とても材料にこだわって作ったそうで、その後のメンテナンスも欠かさず行ってきたとのこと。しっかりとした材で、ちゃんと手入れを行えば、たとえ築年が経っても色褪せることなく、良い状態が保てるのだなと改めて再認識させてくれるものでした。
とはいえ、46年前と今では、耐震の基準は大きく変わっています。そこで今回はスケルトン状態(躯体表し)にし、耐震補強に加え、断熱改修、一部サッシ入替えなども行い、デザイン性だけでなく、目に見えない部分の性能もとても高めています。
そして完成した写真がこちら。
縦にも横にも開放感があり、既存の良さがあちらこちらに散りばめられています。
オーダーメイドの花屋さんを営む、奥様のアトリエには大きな吹抜を設け、白を基調に奥様のお花や植物が映える空間に。今後このアトリエで制作やワークショップなどを行っていく予定です。
リビングは落ち着きがあり、家族がゆったり過ごせる空間に仕上がっています。
こちらは自宅でも集中して作業を行うことができるワークスペース。
もともとキッチンの床下収納だったところをうまく利用し、秘密基地のような籠れる空間にしています。
ご主人がここで仕事をしながら、リビングで遊ぶお子さんや、アトリエで仕事する奥様と、やりとりする声が聞こえてきそうです。
２階には各寝室のほか、子供たちが並んで勉強できるようなスタディスペースも。
アトリエの吹抜とつながっているため、こちらも奥様が仕事をしながら、お子さんと会話をすることができます。
覗き込むとこのようにアトリエが見渡せます。
この家はどこにいても人の気配が感じ、ついつい長居したくなる気持ちのいい家です。
想いや記憶を大切にし、素敵な既存パーツを蘇らせることで、新築では実現することのできない、味わいのあるお宅となりました。
リノベーションが進むに連れ、お施主様の想いもどんどん強くなっていくのを身近で感じ、これが取壊して、建替えだったら、ここまでの想い入れのある家をつくるのは正直難しかっただろうなと思います。また、これまで「想い」という部分に多く触れてきましたが、現実的な課題として、この土地が抱えていた再建築ができないという問題も、リノベーションすることで解決されています。
どんなに築年数が経っても、この家を蘇らせたいという想いがあればリノベーションで今後100年だって住み続けられる家をつくっていくことはできる。
これから20年、30年…50年…、またどんな新たな物語が紡がれていくのがとても楽しみです。
⇒築46年の戸建てをリノベーションvol.2
「竣工見学会＋ワークショップイベントレポート」へつづく
中古戸建の悩み、是非リノサポまでご相談ください。
▼戸建リノベーションしたい方はコチラ
http://hows-renovation.com/kodate_reno/consulting/
▼リビタの戸建についてはコチラ
http://hows-renovation.com/
▼家がつむぐ物語－家糸プロジェクト
http://hows-renovation.com/partners/ieito_01/
▼オーダーメイドの花屋さん｜MIO flor
HP: http://mioflor.com/ （工事中）
Facebook: https://www.facebook.com/MIO-flor-382026178598414/timeline/?ref=ts
▼リノベーションの詳細などはコチラ
http://www.rebita.co.jp/gallery/project389
先日、とても素敵なお宅のお引き渡しを終えました。
都心ながらひっそりと佇む、こちらの物件は築46年の木造在来工法の戸建。
元々、奥様のおばあさまがお住まいになっていたお宅を、おばあさまのお引越しと、ご夫婦のご結婚を機に、既存の良い部分を活かしながら、この家を住み継いでいきたいという想いで、住居兼奥様の仕事場(アトリエ)へとリノベーションされました。
今回のお施主様は、元々リビタのシェア型賃貸住宅「THE SHARE」にお住まいいただいていたご夫婦。その時からのご縁で、デザイン監修として、リビタでシェアプレイスや店舗のデザインを手掛けている小野が加わり、お二人の新居リノベのお手伝いさせていただくことに。シェアを卒業されてもまたリビタをお選びいただき嬉しい限りです。
既存の状態は年季が入りながらも、ちゃんと手入れを行ってきたのを伺わせる、内装。
随所にこだわりが感じられるお宅で、活かしたい素材の数々がありました。
解体をして、現れたのはとても立派な梁や柱。漏水やシロアリによる腐食などもなく、本当に見えない部分まで、こだわりを感じるものでした。
お父様にお話を伺うと、その予感は的中。当時、とても材料にこだわって作ったそうで、その後のメンテナンスも欠かさず行ってきたとのこと。しっかりとした材で、ちゃんと手入れを行えば、たとえ築年が経っても色褪せることなく、良い状態が保てるのだなと改めて再認識させてくれるものでした。
とはいえ、46年前と今では、耐震の基準は大きく変わっています。そこで今回はスケルトン状態(躯体表し)にし、耐震補強に加え、断熱改修、一部サッシ入替えなども行い、デザイン性だけでなく、目に見えない部分の性能もとても高めています。
そして完成した写真がこちら。
縦にも横にも開放感があり、既存の良さがあちらこちらに散りばめられています。
オーダーメイドの花屋さんを営む、奥様のアトリエには大きな吹抜を設け、白を基調に奥様のお花や植物が映える空間に。今後このアトリエで制作やワークショップなどを行っていく予定です。
リビングは落ち着きがあり、家族がゆったり過ごせる空間に仕上がっています。
こちらは自宅でも集中して作業を行うことができるワークスペース。
もともとキッチンの床下収納だったところをうまく利用し、秘密基地のような籠れる空間にしています。
ご主人がここで仕事をしながら、リビングで遊ぶお子さんや、アトリエで仕事する奥様と、やりとりする声が聞こえてきそうです。
２階には各寝室のほか、子供たちが並んで勉強できるようなスタディスペースも。
アトリエの吹抜とつながっているため、こちらも奥様が仕事をしながら、お子さんと会話をすることができます。
覗き込むとこのようにアトリエが見渡せます。
この家はどこにいても人の気配が感じ、ついつい長居したくなる気持ちのいい家です。
想いや記憶を大切にし、素敵な既存パーツを蘇らせることで、新築では実現することのできない、味わいのあるお宅となりました。
リノベーションが進むに連れ、お施主様の想いもどんどん強くなっていくのを身近で感じ、これが取壊して、建替えだったら、ここまでの想い入れのある家をつくるのは正直難しかっただろうなと思います。また、これまで「想い」という部分に多く触れてきましたが、現実的な課題として、この土地が抱えていた再建築ができないという問題も、リノベーションすることで解決されています。
どんなに築年数が経っても、この家を蘇らせたいという想いがあればリノベーションで今後100年だって住み続けられる家をつくっていくことはできる。
これから20年、30年…50年…、またどんな新たな物語が紡がれていくのがとても楽しみです。
⇒築46年の戸建てをリノベーションvol.2
「竣工見学会＋ワークショップイベントレポート」へつづく
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