今は子ども部屋は必要ないけれど、2年後には必要になる……、こんなとき『将来の子ども部屋』が、『とりあえずの荷物置き場』になってしまう家族は多いようです。せっかくなら、子ども部屋として使う前もしっかり部屋として機能させたい! という発想から生まれたのが、将来の子ども部屋の間仕切り壁の半分をオープンにするというアイデアです。

『東急ドエルアルス下北沢サウスウインド』では、子ども部屋が必要になるまでの空間をアクティブに使うために、廊下との境界にある間仕切りを半分オープンにして、壁をコルクタイルで仕上げています。 半分閉じた空間は、他の部屋にいる家族の気配を感じつつ個室のこもり感もあるので、書斎にしたり、コルクタイルを使って趣味のものを陳列する場所にしたり、ゲストルームにしたりと多目的に使えそうです。 また、子どもが小さなうちは壁を半分オープンのままにして使い、子どもが成長したら完全に壁をつくるなど、壁の高さを工夫することで『進化する子ども部屋』が実現できそうです。

間仕切り壁は軸組が施工されているので、好きな壁材を用意して、残り半分の壁を家族でDIYするのも良さそう。単なる壁ではなく、壁付き収納を造作したり、壁を有孔ボードにしたりすることで、単に仕切るだけではない、家族らしくカスタマイズした壁にすることができます。

将来の子ども部屋のために1部屋をとっておくのではなく、壁を半分オープンにした部屋を活用することで、家族にとってより快適で、住まいを楽しめるインテリアの工夫も身につきそうです。