子供の育て方と暮らし方と向き合うとき、関心事はたくさんあります。将来子供部屋が必要か、どこで勉強させるのが教育的にいいのか、家族との距離感は近いほうがいいのか、どのくらいの広さの住まいがちょうどいいのかなど、子供の育て方・向き合い方の価値観も多様化しているからこそ、住まいには様々なかたちが考えられます。それは、単に個室があればよいとか、家族構成や成長に合わせて可変できる間取りがあればよい、というだけではありません。たとえば、子供が家の中をどう使いこなすかを考えてプランを作ること、子供との関係性を視線の高さや・距離感・居場所によってデザインすることなど、子供のために住まいができる工夫は、無限に広がっています。