単にものを仕舞うだけでなく、人目に触れる場所にものを仕舞うことで、その家族らしさを出せたらすてきです。このアイデアは、玄関や廊下など誰の目にも触れる場所に、オープンな棚や収納スペースを設ける提案です。

東京都大田区のAさんご家族は、普段は行き来するだけの用途になりがちな廊下に、壁一面の飾り棚をつくりました。この飾り棚は、暮らしながら家族で使いかたを考えていく場所。今は子どもが小さいときに使っていたおもちゃや靴、家族旅行で買ったお土産、家族写真など、家族の思い出を飾るスペースとしてつかっています。子どもが成長するにつれて飾られるものが変化していく面白さは、家族だけでなく、訪れるゲストの楽しみの一つにもなりそうです。

『ルクラス碑文谷』では、壁一面に造作した収納棚の一部を、間接照明を取り入れた贅沢なニッチスペースにしています。玄関から奥まで続く廊下を、ニッチ空間が導いていくように設計されているので、趣味で集めたこだわりのアート作品や旅先で購入した思い出の品など、家族にとって大切なものを、住まいの”一等席”に飾ることができます。

家族の人となりは、大切にしていきたい”もの”や”思い出”に表れるもの。単にものを仕舞う収納スペースではなく、ものが持っている思い出が主役になるような仕掛けを、壁に作ってみてはどうでしょうか。そうすれば、住まいという”箱”自体にも愛着がわいて、家族の人となりがにじみ出る空間になっていきます。