人によって快適にすごせる住まいは様々ですが、誰もが気持ちよく暮らすために住まいができることの一つは、動線計画の工夫です。ここでは、生活機能を高める複数の生活動線を用意した住まいの例を挙げます。

新宿区にあるMさんご家族の住まいは、3つの生活動線を用意することで、家族がストレスなく暮らせるように工夫されています。玄関からLDKへのメイン動線のほかに、玄関から洗面室・寝室に行く動線と、ウォークインクローゼットを通って寝室へ行く動線を設けて、リビングにお客さんがいるときも、家族はスムーズに室内を移動できるように工夫されています。

お客さんも通る”オンの動線”と、水回りや寝室など、家族の場所を通る”オフの動線”を使い分ければ、たとえば、ウォークインクローゼットという私性の高い内部空間を”オフの動線”として使い、クローゼットで荷物を片付けてから寝室に入ることも可能です。

帰りが遅くなった夜、音がしないように廊下を歩くのは、相手を思いやるすてきな行動ですが、もともと生活のリズムが違う相手の場合はストレスが溜まるもの。長く暮らす住まいだからこそ、そこに住む人それぞれが居心地よくいられるための工夫が、住まいをストレスフリーにしてくれます。