寝室に、リビングのような自由度がある”プラスアルファ”の空間をつくる提案です。”寝室はこうあるべき”というルールに縛られない空間があれば、寝転んで映画を観たり、お酒を飲んでまどろんだり、仕事もできる寝室が実現できます。

港区赤坂の『個の立つ2人のための離合集散の家』では、眠るのに必要な広さにプラスして、リビングルームのような包容力のある空間を持った寝室をつくっています。住まいのなかで最も気持ちの良い場所に置いた二つの寝室は、隣り合うリビングルームとの境界を曖昧にして、光や風でゆるやかに繋がるように設計しています。

空間の用途を決め込まないように、収納を可動式にしているので、時には一つの大きな寝室として、またリビングルームの延長として、暮らしのシーン別に使い分けることができます。

例えばベッドを置く部分の床材だけを素材違いにしたり、壁の一面を別の色にしたり、ベッド周りの照明を変えるなどして、活動する場所と眠る場所を分けるのもアイディア。

人それぞれに、心地よく感じる距離感や生活リズムは違うもの。二人で暮らすと、どうしてもどこかで少しずつ我慢する部分が出てきます。寝室にプラスアルファの空間があれば、生活リズムの違う二人でも、お互い楽に暮らせそうです。