少しくらい雑然とした空間でもいい一人暮らしだからこそ、ものを仕舞う煩雑さから解放されても良いのではないか?という発想から生まれたのが、仕切りの無いクローゼットです。

コスモ上池袋』は、寝室の壁一面にハンガーパイプを設置して、扉のない広い収納スペースをつくっています。寝室というプライベートな空間は他人に見られることが無いという気軽さがあるから、自分の荷物で溢れていても気にせずにすみそう。扉を開け閉めすることなく、”掛けるだけ・置くだけ”という収納方法は、暮らしてから一度慣れてしまうと、その気楽さが癖になりそうです。

逆に、”あえて雑然とした状態を見せる”、”部屋のアクセントにする”という発想で、来客があっても目に付くリビングの収納棚や下足棚などを、扉のないオープン棚として見せる事例も、近年のリノベーションでは増えてきています。

”荷物は仕舞うもの”という固定概念を解放したら、「収納」にこだわらない別の視点から住まいを楽しめそうです。 片付けることがストレスと感じる人なら、いっそのこと全てがオープンになった収納を選ぶのも一案です。一人暮らし用の住まいには、それくらいの包容力があっても良いのではないでしょうか。