暮らしの基本である”食べること”にフォーカスして、大きなアイランドキッチンを住まいの主役にする提案です。

世田谷区のM邸は、料理をするのはもちろんのこと、ワークトップからフラットにダイニングテーブル代わりのカウンターをつくって、料理したものをそのまま出して食べられるように工夫されています。また、キッチン後ろの壁にはレコードや書籍などを収める壁面収納を設けて、手を伸ばせばすぐに本を読んだり、自分のお気に入りのコレクションを眺めたりできるようになっています。

自宅で仕事をする人なら、広々としたワークトップに電源やLAN配線、照明を設けて、カフェで仕事をしているような気持ちになれるキッチンにするも良さそうです。お酒が好きな人なら、ワークトップの延長にカウンターバーを設けて、自宅でバーテンダー気分になるのも楽しいでしょう。

キッチンは料理をするための設備ですが、自由な発想でいろんなワガママを詰め込んだパワフルなキッチンがあれば、一人暮らしの楽しさの幅は倍増しそうです。