Owner's Voice オーナーズボイス

大きなアイランドキッチンのある住まいで見つけた合理的でシンプルな暮らし方

取材日:2008年12月6日(土)
 
<物件概要>
プロジェクト名 :CNS
Type:リノベーション・マンション・コーディネートサービス
間取り:1LDK
家族構成:1人(30代単身)
専有面積:57.98平米(17.54坪)
設計:株式会社アーキット 森本敬士
施工:株式会社アーキット

<前編>
大きなアイランドキッチンが特徴的なM邸。都心へのアクセスがよく、商店街や飲食店が充実し、賃貸でも分譲でも人気の高い三軒茶屋エリアにある、築25年の中古マンションをリノベーションしたお宅です。 価格や間取り、立地などの納得感を追及して行き着いたリノベーションという選択。その成功の秘訣から、合理性を追求したというシンプルで暮らしやすいお住まいのこだわりポイントを、設計者、担当コーディネイターとともに、前編、後編に分けてご紹介します。

こちらに住む前は、どのような形態の住居にお住まいでしたか?
割と短いスパンで引っ越しをすることが多くて、賃貸マンションを転々としていました。

家を購入しようと思ったきっかけは何ですか?
いろいろと事情があって、引越しをする必要が出てきたとき、これ以上、敷金、礼金を払うのがもったいないなと思って、そろそろ買っておくかと。勢いで購入にいたりました(笑)でも、このエリアでこの広さの家に、この値段(毎月の返済額)で住むのは、賃貸では絶対に無理だから、買ってよかったなと思っています。

家を購入しようと思ったとき、どのように情報を集めましたか?そしてなぜ、リノベーション住宅を選んだのでしょうか?
インターネットで随分探しました。最初は戸建を中心に見ていたのですが、23区内で予算に合うものだと、窮屈な建売住宅ばかりで、なかなか納得できるようなものがなくって。高いお金を払うのに、何で分譲会社の都合でつくられた間取りに合わせなければならないのだろう?と思い、自分でつくるということを意識し始めました。そのうち、マンションも見るようになったのですが、もともと、「良いものを手入れして長く使いたい」という思いがあったので、新築、中古にこだわりなく見ていました。いろいろ見る内、間取り、立地、コストと納得感を追求していったら、自然と中古マンションを購入してリノベーションをするという方法に行き着いたという感じです。それと、リビタの担当者の田中さんがすごく親身に物件を紹介してくれたので、買うならこの人から買いたいなと思ったことと、リビタのコーディネイトサービスを利用すれば物件探しから引渡しまでワンストップサービスなので、安心してリノベーションが出来るなと思えたことも、リノベーションを選んだ理由です
Before写真:選んだのは、築25年、細かく区切られた3DKの物件。
購入しようと思ってから、入居までどれぐらいかかりましいたか?
リビタに初めて問い合わせをしたのが5月上旬。1ヶ月半ぐらい物件探しをして、6月末に購入物件を決めて契約、そこから1ヶ月ちょっとで設計を固めて工事に着工、1ヵ月半程度の工期を経て、10月上旬に入居しました。

リビタ 田中:Mさんがお急ぎだったということもありますが、大体これぐらい(5ヶ月)のスケジュールが、物件探しからリノベーションをして入居までの最短スケジュールになりますね。

中古マンションということに対して、躊躇はありませんでしたか?また、ご家族の理解は得られましたか?
ピカピカなものにあまり興味がなかったのと、古いものをリノベーションしたハウススタジオやカフェなどの雰囲気が好きだったので、むしろ、中古マンションがしっくりくるなと感じていました。両親は、配管が剥き出しのリノベーション後の天井を見て、さすがにびっくりしていましたけどね(笑)

天井は(じかてんじょう)にして、配管をむき出しに。天井を張らない分、天井高も確保。
物件選びの決め手はなんでしたか?
今は一人なのですが、今後家族が増えたりする可能性もあるかなと思ったので、売却したり賃貸したりしやすい立地にこだわって選びました。最終的な決め手は、値段。家賃と比べると月々の負担額がかなり安くなるのと、リビタの田中さんが、ディスカウント交渉までしてくれたので、納得して買えました。
リビタ 田中:ありがとうございます。物件探しは、タッチの差で申し込みが入ってしまったり、ディスカウント交渉がうまくいかないこともあり、波乱万丈でしたね(笑)でも、最終的に良い物件に出会えて本当によかったなと思います。

家を創るにあたって、何かコンセプトはありましたか?
とにかく、合理的に、シンプルに、まとめていくということ。将来賃貸することを考えると、出来るだけ「オレ色」を排除したほうがいいだろうな(笑)と考えたのと、暮らしやすさを考えてとんがり過ぎないほうがいいだろうと考えました。「とんがってるけど、先が丸い」ぐらいの、がんばり過ぎない感じが、自分らしくていいなと。田中さんのご紹介で、初めて設計の森本さんにお会いしたときも、一番最初にこうした考え方と、自分の好みやイメージのビジュアルを伝えました。

床、壁、水周りは、白で統一。床も質感を大切にしながら、なるべくシンプルに。

設計担当 アーキット森本氏:初めてお会いしたとき、「オレ色を抑えてください」と言われて、すごく驚いたのを覚えています。それと同時にイメージをビジュアルで共有できたので、設計を進めていく上でも、Mさんに提案しやすくてとても進めやすかったです。

コーディネイター
リビタ 田中 亜佐美
リノベーションに心を打たれ、リビタに入社。不動産探しから、設計、施工のコーディネイトまで、住まいづくりのお手伝いに、日々、奮闘中
設計担当
アーキット 森本 敬士
東京都生まれ。設計事務所を経てアーキットに入社。数多くのマンションリフォームを手がける。
 

「合理的にシンプルに」をコンセプトに住まいづくりをされたMさん。物件選びにもそのコンセプトは反映されていました。後編では、設計のこだわりポイントを中心に、M邸のリノベーション成功の秘訣をお伝えしていきます。

文:木内/撮影:photographer クドウトモコ