
| <物件概要> | |
|---|---|
| プロジェクト名 | :リアージュ南浦和ヒルズ |
| Type | :一棟まるごとリノベーション |
| 間取り | :3LDK |
| 家族構成 | :ご夫婦+お子様(5歳) |
| 専有面積 | :97.48平米 (29.48坪) |
| 設計 | :ハッチョウボリ・デザイン・オフィス |
- まず玄関に入ると、ホワイトベージュのやわらかな壁紙が出迎えてくれましたね。
- 実はこれは「エコカラット」なんです。キッチンを選ぶためにINAXのショールームへ出かけたのですが、おもしろくていろいろ見てしまって(笑)
そのときにこの「エコカラット」に消臭・防臭効果があると聞き、何かで使いたいなと思っていました。
ちょうど玄関が北側でひんやりしていたので、湿気対策になると思い一面に採用しました。あとはトイレにも採用しています。


左:北側の玄関は、消臭防臭効果のエコカラット。 右:トイレ
玄関同様、サーモンピンク系のエコカラットに。
ショールームには様々な商品が紹介されており、意外な使い方が発見できる可能性も。 玄関に採用するのはナイスアイデアですね。さあ、本題のキッチン選びに向けていよいよ本格始動です。
- キッチンを自由設計するにあたり、「リノベーション前」=「ビフォー」の状態をご覧になられましたか?また、そこから自分たちが目指すキッチン像を、どのように描いていったのでしょうか?
-
契約したときは、前のマンション(賃貸)の間取りでしたので、もちろんすべての部屋の「ビフォー」の状態を見させていただきました。
もともとは、ぐるりと壁で囲まれた独立型のキッチンで、入り口が2つありました。
独立型キッチンって、他の空間から遮断されて疎外感があるので、我が家のキッチンは絶対にオープンか対面式にしたい!と思っていました。
そんな要望を設計担当の岡村さん(ハッチョウボリデザインオフィス)に相談したら、図面に描いてくださって、
「そうです!そうです!それがしたかったんです!」と、私たちの好みを具体的に提示してくださいました。
これで間取りの課題はクリア!あとはキッチンの細かい仕様を自分たちでセレクトしていきました。これが結構大変だったんですけどね(笑)


左:Before 右:After
壁で囲まれた独立型キッチンだったリビング、キッチン、ダイニングがひとつの大空間に!
- まさに開放的なアイランドキッチンの誕生ですね。Sさんのこだわりを教えてください!
-
とにかく何度もショールームに行き、自分たちの目でみて情報を集め、時間をかけて決めていきました。
私たち流のオーダーキッチンは、こんな風につくっています。
1.LDK全体のイメージを決める
キッチンの前に、家全体の建具の色と、フローリングの色を決めました。建具や床って簡単に変えられるものではないし、家全体の印象を左右しますからね。永く住んで飽きないテイストで、かつ、もともと持っていた食器棚やダイニングテーブルをこれからも大切に使っていきたいので、それらも調和することが条件。そうして選んだのが、ちょっと濃い目のダークブラウンでした。落ち着いた印象がとても気に入っています。
2.キッチンのテイストを決める
ショールームに行くと、とにかくたくさんの商品が紹介されていました。赤、青、黄色といろいろありましたが、それらはきっと飽きるだろうし、全体として浮くと思ったので、なるべくLDKに馴染む色ということで、木目調で選びました。 作業台の高さは85cm。そして、何と言っても側面が棚になるものが欲しかった。せっかくリビング側に向いているし、表面積がひろいため、せっかくのアイランド型キッチンを"壁"にはしたくなかったんです。
(※棚の中には、家族の思い出がいっぱいつまった写真や雑貨が飾られていました)
3.キッチンの仕様を決める
建物自体が、オール電化マンションでしたので、IHクッキングヒーターは選択必須条件。 ちなみに今までガスの炎をみて火加減をみていたのが、IHだと電気のライトで調節なので、最初の頃は頃合がわからず、茹でていた水を全部蒸発させてしまう事件も起こしました(笑)今ではお手入れがチャッチャとできて本当にラクです。 そして、お気に入りなのが、水道!さわらなくても水が出る、センサー式のものを選びました。ほうれん草をサっと水で冷やすときに、蛇口をひねったり上げ下げしたりしなくても良いので、料理の効率がいいのです。これはみなさんにもオススメですね。 後は、予算との兼ね合いで、ワークトップをステンレスにしました。本当は人口大理石にしたかったのですが、もう十分すぎるくらいこだわらせていただいたので、満足しています。


左:美しきIHからの眺め!?
常にスッキリキレイなワークトップ右:タッチセンサー式の水道
デザインもシンプルでエレガント!
- 本当にひとつひとつをこだわってできあがったオーダーキッチンですね。あらためて、自由設計キッチンをつくってみた感想をきかせてください。
- 私たちは今まで何回も引越しを経験し、いろんなタイプのものを使ってきた中で、自分たちが求めるものが明確になっていました。 子供に背を向けて作業をするのではなく、子供がこっちをみてきたら笑って返してあげたい。お友達がきたときには、いつでも会話を共有したい。 つまり、私たちがアイランド型にしたのは、とにかく一体感が欲しかったから。そうやってみんなが一緒にいることを感じあいながら過ごしたかったのです。 このLDKは、本当にギリギリまで悩んで、何回もショールームにいって、何回もシミュレーションをつくってもらってできあがりました。だから、ほんとうに満足しています。
- これからキッチンをリノベーションしたいと考えている方にアドバイスをいただけますか?
アドバイスとしては・・・そうですね、どうしてもモノを選ぶときはスペック重視になりがちですが、それはどこのメーカーさんでも大体同じかなと感じました。
キッチンをメーカーやブランドで選ぶのではなく、自分たち家族のライフスタイルとして必要なもの、条件を満たしてくれるものを徹底的に見極めることが、キッチンリノベーションの成功の秘訣だと思います。みなさんにも是非、理想のキッチンリノベーションを実現して欲しいですね。
- 最後に、Sさんにとって「家」とは、どんなものですか?
「いちばん大好きな場所!」です。この家には、午後になると幼稚園から帰ってきた子供とそのお友達が毎日たくさんやってきて、遊んだり、食べたり、笑い声が絶えません。私たち親は、そんな子供たちの成長を互いに見守り、共有しているのです。我が家がそんな素敵な場所になったことが本当にうれしいです。
そして、これから子供が大きくなるとともに、この家も年をとっていきます。子供が増えたら子供部屋を増やしたいし、そうするとアイランド型キッチンも大きすぎるから、きっと壁式にするなどカタチをかえるでしょう。でも、一度リノベーションを経験しているので、どんなに家族のライフスタイルが変わろうと、次にリフォームすることに抵抗がありません。これからも、一番大好きな場所であるために、家も家族も一緒に成長していきたい、そしてずっと大好きな場所でありたいおもっています。
<取材を終えて >
今までのOwner's Voiceでは、ほとんどの方が家全体をフルスケルトンにしてリノベーションされた事例を紹介してきました。
今回お話を伺ったSさんは「キッチン」限定のフルスケルトン・リノベーションです。しかし、SさんがどうしてLDKにここまでこだわったのか、インタビューを終えて、共感、納得できました。それにしても、リビタでリノベーションをしたお客さまの家というのは、どのお宅に伺っても「人が集まってくる」という声を聞きます。リノベーションというのは、単なる建物の再生ではなく、ライフスタイルや人との関わりを向上させてくれるきっかけになるのだな、と改めて感じました。最後に・・・。今回Sさんのお子さんが「いつもママの顔がみえるからうれしい」と、笑顔で話してくれたのですが、このキッチン・リノベーションプロジェクト、大成功でしたね、Sさん!もう、下の階の住人はいませんので、ウッドデッキでのびのびと元気いっぱい遊んでくださいね!
