- 『大きなワンルームの中のベッドルーム』
- 大きなインパクトある柄のカーテンが印象的なHさんの寝室。
実は、このカーテンの後ろは窓ではなく、寝室の収納。あえて扉は設けずに、六本木の「NUNO」でオーダーしたカーテンで仕切られました。
しかもそのカーテンをよく見てみると、同じ柄なのにちょうど胸の位置くらいで色分けされています。この色分けこそが、Hさんがこの家に対して貫かれたテーマ【ワンルーム】を象徴的にあらわしています。
解体直後の部屋の状態を見たHさまご夫婦は、コンクリートむき出しのスケルトン状態の室内を、まるで広いワンルームのようだと一目で気に入られました。そのため設計者は、そのワンルームのような感覚を壊さないよう設計にあたって十分に考慮したそうです。たとえば、扉はすべて引き戸にし、開け放てば元の大きなワンルームになるような工夫。
そして、室内全体の壁の色を上下に微妙に塗り別け、他の部屋とつなげることで、各部屋の壁がつながって見え、常に大きなひとつの部屋でいることを感じるための仕掛けをつくりました。
つまり、寝室のオーダーカーテンは、その色分けの仕掛けのひとつであったのです。
複数の部屋を大きなワンルームにするという発想。参考になりますね。
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