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ミッドセンチュリーな床の間の家 ~趣味をMIX! ~

インタビュー風景。セレクトショップの中にいるよう。
取材日:2008年1月20日
 
<物件概要>
プロジェクト名 :一棟丸ごとリノベーション×自由設計
Type:リノベーション・マンション・一棟丸ごと
間取り:3LDK→2LDK
家族構成:2人(ご夫婦)
専有面積:72.8平米 (22.02坪)
設計:ハッチョウボリ・デザイン・オフィス

ふたりのセンスが散りばめられた家、公開!

ミッドセンチュリー×北欧スタイル!そんなおふたりの理想のすまいは、どのように実現されていったのでしょうか?
まず、最初の設計打ち合わせの際に、自分たちで参考資料を用意しました。資料といっても特別なものではなく、もともと建築やインテリア、デザイン関係の本や雑誌をよく読んでいたので、その中から将来家を持つときに参考にしたいと思って保管していた本です。それらを建築士さんにお見せして、「こんな風にしたい」「これをやってみたい」とお伝えしました。自分たち素人では、何がOKで何がNGなのかの判断基準がわからなかったので、建築士さんが情報を整理してくださり(建物の構造的な制限を考慮して)できること、できないことを振り分けてくださいました。
奥様:幸運にも!? お互い住まいに対するこだわりたいポジションがかぶらなかったんです。例えば、夫は玄関の広がり感やリビングに続く床(コンクリートのモルタル仕上げ)の素材感、バスルームの設備など、ハード要素にこだわりがあって、私の方はそれぞれの部屋の壁の色をコーディネートするというように。意見がぶつかることなく、うまくテイストがマッチできました(笑)
それでは、特にこだわったところをおしえてください!
明るい玄関

ご主人:まずは、玄関。入ってすぐ左右にある部屋の壁を一部ガラスブロックにし、玄関スペースに居室からこぼれる自然光や部屋の明かりが差し込んで廊下と共有するという工夫をしていただきました。じつは左右の部屋の壁に異なるカラーペイントをしているのですが、玄関に立つと、壁の色が光とともにうっすらと映るんですよ。
奥様:北欧のインテリアの雰囲気が大好きで、カラーペイントされた壁が夢だったんです!そこで、寝室の壁の一部はラベンダーに。そして、今はクローゼットとして収納になっている(いずれ子供部屋にしたい)部屋の壁の一部は薄いブルーにしました。

POP!HOP!ライブラリー!

ご主人:キッチンの位置を、ビフォーの間取りからずらしたことによって、デッドスペースが発生。窓もなければ幅も狭いのでどうしようかと悩んだところ、奥行きを活かして棚をつくり、図書室に変身させました。本や雑誌は気を抜くといろんなところに置きっぱなしになってしまいますが、家の中に散らばる本を全部ここにまとめたので、他の部屋がすっきりしました。あと、忘れてはいけないのが壁の色だね。
奥様:はい。こちらも私が選びました!やわらかな黄緑色のカラーペイントです。窓の無い空間なので、閉塞感がないよう明るいイメージにしました。本だけでなく、お気に入りのインテリア小物を飾って楽しい空間にしました。収納もできて、本も読める。ここにこもって本を読むことが、わたしの密かな楽しみなんです!マンガが多いですが(笑)

明るい玄関:
ガラスブロックで明るい玄関。玄関入り口から見るとカラーがよく分かるのですが、、。

POP!HOP!ライブラリー!:
本棚を一般の部屋と分けるだけでもGood Idea!なのに、そこで本を読めるなんて!
もっともっと、こだわられたをお教えください!
洞穴?電車の客車?床の間!
ご主人:昔の電車の客車というか、洞穴というか、壁に穴があいたような空間が欲しいなと思っていました。床がコンクリートのモルタル仕上げなので(直に座れないため)、ゴロンと寝そべられるスペースが欲しかったのです。そこで、腰掛けができる高さで座れて横にもなれる床の間を作成!建築士さんのアドバイスで、ミッドセンチュリー風に壁の枠を丸くカーブさせました。小物を飾れるスペースもつくって、ミニ植栽や小物を飾ってちょっぴり「和」のテイストを楽しんでいます。

回遊バスルーム
奥様:1階に住居を購入したため、お風呂を在来でつくることができました。小さめの白いタイルを敷き詰めて、冷たいイメージのあるバスルームがやわらかい印象になりました。しかも、バスルームは寝室からの入り口と、廊下からの入り口を作ったので、生活導線もシンプルになりました。
ご主人:お気に入りなのは多機能シャワー!上からだけでなく横からも噴射するタイプのシャワーでとても効率がいい!しかもデザインがメカっぽくて気に入っています(笑)それから、洗面室に設置したタオルリングウォーマー。ホテルによくあるシンプルなものですが、使用したタオルが乾くだけでなく、ミニ暖房効果もあるんですよ。
あちこちにお二人のこだわりが満載されているお住まいですね。これから自由設計リノベーションを希望するみなさんへ何かアドバイスはありますか?
奥様:私たちは新築マンションのモデルルームにも行きましたが、必ずどこかに使いづらさや不満がありました。だから、せっかくリノベーションを選択したのであれば、とことん自分らしさにこだわってみてはいかがでしょうか。自由設計の段取りとか、できることできないことに関しては、プロのアドバイスがいただけるので心配ありません。休日に打ち合わせを重ねるため苦労もありますが、自分たちが描いた家がだんだん出来上がっていく過程がみられるので楽しいですよ。
ご主人:僕たちは、一棟丸ごとリノベーションの分譲マンションに出会ったおかげで、自分たちの家だけでなく、共用部やライフライン、セキュリティも刷新された丈夫なハコを買うことができました。だから、“後はお好きにどうぞ“という感じで、間取りや内装を存分にこだわることができました。まったく制約を感じることなく、思い切ったリノベーションができてとても満足しています。人それぞれ価値観は異なりますが、新しいか古いかの基準だけでなく、家族のためにも、自分たちらしく暮らせる住まいをリノベーションで実現してほしいと思います。
最後に、Nさんにとって「家」とは、どんなものですか?
「ライフスタイルそのもの!」

床の間:
イームズのチェアなどがリノベーション後はLDKに置かれることに。

回遊バスルーム:
おしゃれな北欧系の家具は、くつろぎのプライベートゾーンに。

<取材を終えて >
お客さまのご自宅に訪問させていただくたびに、いつも感じること。それは、玄関のドアを開けたときから、そのお客さまだけに漂う空気感です。人それぞれにアイデンティティやライフスタイルがあるように、家にもアイデンティティがはっきりと浮かんでいるのです。
今回ご紹介したNさんご夫妻は、お二人ともほんわかした雰囲気の中に、凛とした意志の強さを感じる方でした。Nさんご夫妻は、デザイン家具、異なる色遣いの内装、個性的な設計をしているにも関わらず、全体のコーディネートを見事に調和させたセンスには大変感動しました。 自由設計では、たくさんの決め事があります。値段も質も、あげればきりがありませんが、そんな時、自分たちにとって何が一番フィットするのかを、自分たちの基準で判断できることが、成功要因かもしれませんね。今回は、そんな家作りのヒントをいただきました。

Nさまのご購入されたリノア相模大野も沿線の「小田急線沿線」に興味のある方は、『副都心・新宿からロマンを乗せて・・・ 江ノ島・箱根につながるバラエティー豊かな小田急線』を読んでみてください。
(http://www.rebita.co.jp/service/magazine/blog/2008/03/odakyu.html)>

M邸のインタビューは3月末のVol.4(前編)の続きです。
文:石川/撮影:綿引

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