リノサポブログ

家づくりのこと

2018.02.05
こんにちは!リノサポコンサルタントのイイダです。
突然ですが、みなさんは宿題や受験勉強はどこでやっていましたか?

私は学年が上がるにつれて、居間→自室→学習塾→地域図書館、と推移した記憶があります。
大学受験の勉強をしていた公立図書館が、ほどよい雑音もあってか一番集中できました。逆に、静かで色んなものがある自室では気が散っていました。

物件探しやリノベーションのお手伝いしている中で、出産を控えていたり、小さなお子様がいて「手狭になるから、より広い家を購入したい!」というきっかけの方は少なくありません。
まさに、これから育児や教育について考えていく方々ですね。


そんな方々と住まいづくりをしていく中で、「住まいづくりと育児や教育って、切っても切れない関係なのでは、、、?」と思うようになりました。

タイトルにもしました「宿題どこでやる?」問題。
最近では、”リビングで学習をしていた子供に、成績上位者が多い”という記事をよく目にします。
また、誰もいない部屋など静かな環境よりも適度な雑音があった方が勉強効率が上がるという研究結果もでています。周囲の音をシャットアウトしようとする分、目の前に意識が集中できるとのことらしいです。
(四十万靖、渡邊朗子 『頭のよい子が育つ家』 (2006年、日経BP社)でも紹介されているので、是非チェックしてみてください。)

住まいづくりにおいても、宿題は「リビング」でやる。のが私のおすすめです。

今回はこの「リビング学習」を糸口に、「住まいづくり」とその前の「物件探し」まで紐解いていきたいと思います。

 

まずは、”子供部屋の在り方”を考えてみましょう。
子供部屋というと学習机とベッドが置ける+αようなイメージされる方が多いかと思います。しかし勉強効率の高くなる『リビング学習』を選択した場合、子供室に必要なのは最低限寝ることのできる広さだけです。
新たに学習机を買う必要もなければ、そのスペースを用意する必要もありませんよね。

また、リビング学習の場合、家事をしているときも子供が目の届く場所にいる時間が増えて、お互いに安心できたりコミュニケーションが多くなることも良い点です。
近くにいることで疑問や質問に答えて一緒に考えてあげることもできます。親子で「考える練習」をすることで、勉強だけでなく、お子さんが興味のあることや抱える悩みなどについて話す時間も増やせそうです。

そして、リビングでの家族みんなの活動が重なる時間が増え、個々の孤立した空間が減り、その重なりの分だけお部屋全体の必要面積も小さくなってきます。


例えば、お子さんが2人いるご家庭で2部屋とも6帖、そして夫婦の主寝室は8帖とるとその面積だけで約32.4㎡にもなります。
一方で子ども部屋を2部屋それぞれ3.5帖ずつ、主寝室は5帖で3帖分のファミリークローゼットを設けたとします。そうするとその面積分で約24.3㎡。
これだけでも8㎡程度の面積が不要になり、探すエリアによっては500~700万円ほどの予算削減にもつながります。


物件の価格は、立地、広さ、築年数などの条件から決まります。
「必要面積が小さくて済む」のであれば、
 ①同じ予算で、より条件のいい物件
 ②同じ条件で、より安い物件

を見つける可能性が増え、選択肢は広がります。
イメージをしにくいかもしれませんが、たった8平米変わるだけで、物件の候補数が大きく変わることもあります。

少し具体的に書いてみましたが、実際に教育を考えることから住まいづくりにも波及し、ひいては購入予算にまでつながるのは興味深いですよね?

また、長く住むことを考えると、実家を出た子供たちの部屋は掃除の手間を増やすだけの物置になってしまうこともしばしば。
お子さんの成長に合わせて使われなくなった場所を後からリノベーションして、書斎や趣味の部屋に変えることも視野にいれておくことで無駄なスペースを少なくすることができます。(⇒住んでからのリビタ「あとリノ」)

長い目で見ても、子供室の省スペース化がプラスに働くことは多いように思えてきませんか?



教育方針が住まいづくり(えらび)を変える!といっては過言でしょうか。。
今回は勉強をする場所をテーマにお話いたしましたが、それほど育児や教育と住まいづくりの関係は強いと考えています。

大人でも難しい住まいのこと。成長する中で身近な環境でもある間取りだけでなく、小さなころから自分の住まいについて考え、触れることで、より感受性豊かな人に育つと思いませんか?また、大人になり、住まいのことについて考える際の手助けになると考えます。
そう信じて、今後も”住宅”と”教育”を掘り下げた情報発信をしていきたいと考えているイイダでした。

少しでも皆様のお役にたてることができれば幸いです。


このように、お客様それぞれの暮らし方に合った住まいづくりを実現できるのがリノベーション。
今回はその一例ですが、不動産仲介だけでなく一人一人に合った最適解を探して、リノベーションまでを提案することが私たちの役目です。
物件探しでお悩みの方、これから探したいという方は、お気軽にリノサポコンサルタントにご相談ください。

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