リノサポブログ

家づくりのこと

2011.05.06
広報担当の木内が自宅リノベーションの経験を踏まえ、よりお客さまに近い目線で気になることを少しマニアックにお答えしていきます!
 
 
お金のこと 第1回 入門編
まず、一番多く頂く質問が「お金」のこと。どんな費用がかかるの?どれぐらいかかるの?住宅ローンはどれぐらい借りれるの?といったことは、誰もが気になること。まず第1回は、初歩的なお金に関する3つの質問にお答えします。今後、住宅ローンの種類やリノベーション工事費用のことなどもこのコーナーでお答えしていきます。
 
どんな費用がかかるの?
一棟丸ごとリノベーションマンションやリノベーション済み中古マンションを買う、中古を買ってリノベーションする、リノベーションといってもいろいろな選択肢がありますが、必ず必要になるのが、①物件価格と②仲介手数料、③諸費用です。②仲介手数料は、リビタの一棟丸ごとや一戸ユニットなど売主から直接買う場合はかかりませんが、それ以外の場合はかかります。また、法律で物件価格の3%+6万円が上限と定められています。
③諸費用は、ローンを組む際の費用や登記費用、火災保険料、各種税金となり、借入額や築年数にもよりますが、おおよそ物件価格の3~5%程度と考えておくとよいでしょう。②仲介手数料と③諸費用は、原則キャッシュ(※1)で用意する必要がありますので、資金計画はもちろん、支払い時期を確認してキャッシュフローを想定しておきましょう。
また、物件を買った後にリノベーションをする場合には④リノベーションに関する費用が必要になります。主に工事費のほか、設計料やコンサルティング料などですが、各リノベーション会社によって名目や料率が変わりますので、トータル金額がいくらかということで比較(※2)をするのが良いでしょう。なお、リビタの場合、3つのリノベーションコースを設けており、設計料やコンサルティング料がこだわり具合に応じて変わるようになっています。築年数の古い物件を安く購入してリノベーションにお金をかけたり、きれいな築浅物件やリノベーション済みマンションを購入して少しカスタマイズをしたり、同じ予算でもお金のかけどころを変えることができるので、選択肢が広がります。
 
※1 諸費用ローンという商品で、諸費用まで借入することが可能な場合があります。
※2 厳密に比較をする場合、保証やサービス内容にも差がありますのでそちらはまた今度、お答えします
 
 
住宅ローンってどれぐらい借りられるの?
住宅ローンは、ほとんど(※3)の場合、①物件価格と④リノベーションに関する費用の全額を借りることが出来ます。但し、金融機関の審査によって、借入額/期間/利率等条件が変わりますので、借りる方の状況によっては、希望の借入が出来ない場合があります。
 
よく、リノベーション費用は住宅ローンでの借り入れが難しく、条件の悪いリフォームローンとなってしまうという話を聞きますが、物件探しのタイミングから、リノベーションすることを想定した資金計画をたて、金融機関へ事前打診することでご希望に沿った借り入れが可能になります。
 
また、自己資金が多いほど、優遇利率が適用されたり、条件が良くなることがあります。一般的に、2割程度の自己資金が理想的といいますが、②仲介手数料と③諸費用などのキャッシュ分に加えて1割前後の自己資金を用意して購入される方が多いようです。
 
※ 3 物件の築年数や所有形態(借地権など)、管理形態(自主管理など)によって借り入れが出来ないことや、借入額、借入期間などの借入条件が限定される場合があります。
 
 
月々の支払いや入居した後にかかる費用は?
 
借入期間35年変動金利(2011年5月現在 東京三菱UFJ銀行 優遇適用1.075%)の場合の月々の返済額は、100万円あたり約3000円弱。3000万円借りると、約9万円弱という計算になります。これに、月々の管理費や修繕積立金を加えた額が月々の支払額、また、年に一度固定資産税・都市計画税が課税されます。その他、住宅購入後一度だけ不動産取得税が課税されます。以上が購入後にかかる費用ですが、管理組合によっては修繕積立金の一時金が発生したりする場合があります。物件選びの際に、長期修繕計画をよく確認し、一時金発生の可能性の有無などを調べておくと良いでしょう。
 
なお、よく、お得な物件、お買い得な物件は?と聞かれますが、目先の金額の大小よりも、トータルコストの把握と納得感が大切です。たとえば、同じような条件の物件が3つあって、物件Aを基準にしたとき、200万円安いけど月々の管理費が6000円高い物件Bと、修繕積立金が4500円安いけど5年後に50万円の一時金が発生する物件Cでは、乱暴な比較ではありますが月々のコストの負担額はそんなに変わりません(※4)。コストは俯瞰で全体を見ながら、個別に立地や通風、採光、管理の質や建物の造り、住人の雰囲気など、自分の力やリノベーションでは変えられない部分を良く見ておくことが大切です。
また、マンションは修繕積立金がもったいないという方もいますが、戸建ての場合も、建物を維持管理し資産を良好に保つためには相応のコストが必要になります。見落としがちですが、「買って終わり」ではない資金計画やマインドが、資産価値を良好に保ち、損をしない住宅購入という結果につながるのです。
 
 
※4 月々支払い3000円=100万円の借入と仮定した試算です。200万=6000円、4500円=150万円。コストのひとつの考え方としてご参考まで。

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