建物の歳月と街との調和|お宅拝見

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建物の歳月と街との調和

目 次
  1. 1日当たりの良さと広縁の気持ち良さ敷地のゆとりに一目惚れ
  2. 2視界の開けた2階のLDKにお気に入りのインテリアをコーディネート
  3. 3壁の仕上げは、構造用合板DIYにはうってつけの素材

緑が多く残る地域の、閑静な住宅街にあるM邸。リビタの「戸建てリノサポ」サービスを選択し、自分たち好みの戸建てを手に入れた。大谷石を積み上げた擁壁や立派に育った庭木は、経てきた歳月をにじませ、新たに生まれ変わった濃いグレーの外壁は、周囲の街並みとうまく調和している。

建物の歳月と街との調和

日当たりの良さと広縁の気持ち良さ
敷地のゆとりに一目惚れ

——築46年の中古戸建て。大谷石を積み上げた擁壁や立派に育った庭木がとても印象的ですが、どうしてこの物件を選んだのですか?

ご主人:中古物件を自分たちの好きなようにして住みたいと思い相談に行って、最初に紹介されたのがこの家でした。見に行くととても古く少し躊躇しましたが、2階の日当りの良さや眺望、1階の広縁のゆったりした感じなどからいい印象を持ちました。庭を含めた敷地にも予想以上にゆとりがあり、住宅地の静かな雰囲気や、周囲に緑が多いこともプラス要素でした。当初希望していたよりは、勤め先や最寄り駅までの距離がだいぶ伸びてしまったのですが、まさに“一目惚れ”という感じでした。

奥さま:都心で同じ予算におさめようとすると、狭い3階建てになってしまったかもしれません。以前に住んでいた中古戸建てで経験したゆったり感や日当たりの良さを求めて、ここに決めました。

建物の歳月と街との調和

——以前はどんなお宅に住まれていたのですか?

ご主人:自分はずっとマンション暮らしでしたので、一戸建てに憧れがありました。それが5年ほど前に築40年を超える古い戸建てを借りて夫婦で住むことになりました。幸い大家さんから「好きにリフォームしていいよ」と言われていたため、押し入れをクローゼットに変えたり、ドアにペンキを塗ったりDIYをしながら楽しんで暮らしていました。ところがその家が取り壊されることになったので、家を買うことを検討し始めたのです。

建物の歳月と街との調和
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——家を購入されることになって、新築は検討されなかったのですか?

ご主人:古い家をアレンジして住むことのよさを貸家暮らしで経験していたので、新築の建て売りを買うくらいなら、中古を自分たちの好きなように直して住みたいと考えました。

——築46年という古さに対して不安はありませんでしたか?

奥さま:はじめから抵抗がまったくなかった訳ではありませんが、どこが傷んでいるかをきちんと調べて、耐震補強や断熱性を向上させ、内装も一新させるフルリノベーションが前提だと聞いていたので、仕上がりに不安はありませんでした。しばらく空き家だったこともあり、だいぶ荒れた感じではあったのですが、リビタの手掛けた他の戸建てリノベーション物件を見ていたこともあり、気になりませんでした。

建物の歳月と街との調和
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視界の開けた2階のLDKに
お気に入りのインテリアをコーディネート

——リビングとダイニングキッチンを2階に配置した上下逆転のプランになっていますね。キッチンからの開放的な景色を楽しむことができますね。

ご主人:最初に設計者さんから提案してもらった2階リビングのプランがよかったので、それがベースになっています。2階北側のテラスは、当初はもっと広くて、ダイニングキッチン側からも出入りできるようなプランでしたが、キッチンを窓方向に向けたかったので、リビング前だけに変更しました。

建物の歳月と街との調和
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奥さま:窓からの眺望が良いキッチンは、イケアで購入しました。ある雑誌で見かけて「いいな」と思い、取り入れました。ワークトップが木製で、ステンレスとの異素材ミックス感が気に入っています。

建物の歳月と街との調和
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奥さま:上下逆転プランは初めてでしたが、住みやすいですね。朝起きて2階の窓を開けると、風が入ってきて気持ちがいいんです。日当りもいいので、ほとんどの時間を2階で過ごしています。犬たちも、ベランダで横になってくつろぎます。

——1階は、主寝室とフリールームの二部屋で、ゆったりとした空間になっていますね。

奥さま:1階は個室が3部屋ある間取りだったのを、個室の数よりは収納を増やしたいと考え、階段下の空間を使って大きなウォークインクローゼットにしてもらいました。たくさんの洋服が余裕をもって収納できるのでとても気に入っています。広さがあるのでここで着替えることもできます。

建物の歳月と街との調和

ご主人:リノベーション前にこの家を見た時のゆったりした広縁の伸び伸びした印象がよかったので、その雰囲気を残すように、壁で区切らず連続空間として、回遊性のある間取りにしました。

建物の歳月と街との調和
建物の歳月と街との調和
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——広い土間のある玄関も印象的ですね。

奥さま: ゆったりとした土間の玄関には、大きな可変棚を付けました。靴をたくさん収納できるし、自転車も置けます。犬のお散歩グッズも、玄関にまとめて置いています。

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壁の仕上げは、構造用合板
DIYにはうってつけの素材

——すべてDIYで塗装をされたそうですね。

ご主人:コスト削減の目的もありましたし、いい機会だからと、内部の塗装をすべて自分たちでやりました。白い部分は珪藻土をコテで塗り、ブルーの壁面はポーターズペイント、トイレ内部のイエローはカラーワークスでペイントしました。

建物の歳月と街との調和
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ご主人:柱や天井、床のオイル塗りも自分たちでやりました。一度は会社の同僚に呼びかけて、5人ほど集まってもらい、半日くらい作業をしてもらいました。あとは夏休みを使って、少しずつ……。珪藻土もポーターズペイントも、販売しているところで塗り方の講習を受けました。珪藻土の販売店からは、大きな道具を貸してもらえたので助かりました。仕上がりに素人っぽさが出ていますが、一度やっておけば補修の仕方もわかるので、よかったと思っています。

建物の歳月と街との調和
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——無垢な素材感が印象的ですね。

ご主人:本物の素材感が好きなので、ナラの無垢材の床にこだわりました。犬を2匹飼っているので汚れもしますが、自分で手を入れられるのであまり気になりません。古さを生かした柱や梁の質感も気に入っています。

建物の歳月と街との調和

奥さま:構造用合板の壁は、気兼ねなくビスや釘で棚を付けたり、好きな色に塗ったりできるのがいいところです。

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——今後、やってみたいことはありますか?

奥さま:引っ越してからあまり手を入れられていないので、やりたいことはたくさんあるんです。でもまずは、大きな目的だったTRUCKのキャビネットを購入し、ダイニングキッチンに置くことですね。10年来抱き続けた夢なんです。

建物の歳月と街との調和
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ご主人:リビングには、梁にハンモックを吊るしたり、プロジェクターを付けたりしてみたいです。室内外に観葉植物をもっと増やしたいし、建物とイメージの合っていない和風の庭にも、少しずつ手を加えていかないと。「SOLSO FARM」などのグリーンショップに行くことも増えました。花の咲く植物を植えて、犬たちが走り回れるようにできたらいいですね。

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■利用サービス:リノサポHOWS Renovation Lab.

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