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[キッチンマニア]vol.3~設備機器編~

リノサポ blog[キッチンマニア]vol.3~設備機器編~

リノベーションフルサポートサービス、コンサルタントの大嶋です。

前回のキッチンマニアvol.2から随分と間を空けてしまいましたが、今回は、選定する際に何を基準にすべきか、思わず迷ってしまうキッチンにまつわる機器類について触れていきたいと思います。


■まずは、インテリアとして見た目に一番関わってくるレンジフードから。

キッチンマニアvol.1で触れたように、キッチンをどのような形状にするかでお奨めしたいレンジフードも変わりますが、大きく分類すると「A:ビルトインで隠す」か「B:単体で見せる」か、に分かれます。

レンジフード ビルトイン.jpgA:ビルトインで極力その姿を隠す方向にあるレンジフード達 

 

その中で、「B-a:レンジフードの箱自体をキッチンのデザインに合わせて造作」するか、もしくは、「B-b:カッコイイ既製品」を選んで取り付けるか、などの選択肢もありますが、それについては提案を設計者から受けて是か非かという判断をされる方が多いでしょう。

レンジフード 単体 造作.jpgB-a:単体で見せる且つ存在感をアピールする造作のレンジフード達

 

レンジフード 単体 既製品.jpg B-b:単体で見せるべくカッコいい既製品のレンジフード達/右端写真:ARIAFINA社製

 

もちろん、ケースバイケースでもあり、レンジフードの優先順位はそれほど高くない、という方もいるかとは思いますが、やはりスッキリとシンプルに見せたい場合は、Aの方がお奨めです。

ステンレスの素材感などを出してお部屋のアクセント的にもしたいという場合はBの方がお奨めなのでどちらがいいかということは、一概には言い難いところです。今まで見てきた中で、デザイン的に定評がある既製品は「ARIAFINA」などがありますので、ご興味あればHPなど一度ご覧ください。

この選定自体は、よほどのこだわりがない方であれば設計者にある程度お任せしてしまっていいでしょう。但し、既にイメージしている参考の家などがあるのであれば、そのイメージありきで設計者に依頼して、実現してしまいましょう!

ちなみに、IHクッキングヒーターは火を燃焼させないので、強制換気の必要性がないことから、屋外へ強制排気するレンジフードは不要だそうです。富士工業というメーカーからは、匂いや油、煙をキャッチする、「室内循環フード」なる製品も出ています。

昨年のミラノサローネ※では、レンジフード型ではなく、ペンダント照明型の空気循環システムなども発表されていたそうで、未来のキッチンの在り方が楽しみでもあります。

※イタリア・ミラノで開催されている国際家具見本市


■続いてはコンロのお話です。 

コンロは皆さんが最もよく使われる設備機器だと思います。
ガスかIHかの選択になりますが、コンロについては意見が真っ二つに分かれますので、これは皆さんのお考え次第ですね。

例えば、ガスを選択される方は「中華鍋を振りたい」「小さいお子様に、料理は火で作るんだということを見せたい」という意見がありましたし、IHを選択される方は「火が出ないので夏でも暑くならない」「掃除が楽」「キッチンがスッキリする」といった声が多いです。

ちなみに、リンナイからガスとIHを並べて設置できるタイプのものもありますので、両方を使いたいという方にはいいんじゃないでしょうか。

リンナイマイチョイス.jpg※Rinnai社製「マイチョイス」

 

さて、ガスコンロでは国産で「Rinnai」「Harman」などがありますが海外ものでは「ROSSIERES(ロジェール)」「GAGGENAU(ガゲナウ)」あたりがデザイン性もよく、人気があるのではないでしょうか。

ガスコンロ.jpg※左端写真/Harman社製、中央写真/ROSSIERES社製コンロ+オーブン、右端写真/GAGGENAU社製

 

一方、IHでは国産だと「Panasonic」「HITACHI」などが多く、海外ものでは「AEG(アーエーゲー)」「GAGGENAU」「Miele(ミーレ)」などがよく採用されています。

IHコンロ.png※左側写真/Panasonic社製、右側写真/AEG社製

 

国産と海外メーカーとの違い、大きくはデザイン性だと思います。但し魚好きの方は、海外製品だとガスもIHもそれぞれ魚焼きグリルがついていないので要注意です。

ちなみに、対面式のキッチンではコンロの前に壁かガラスの立ち上がりを設ける場合もあります。これはもちろん見た目にも関わってきますが、調理中の油ハネがポイントです。

ガスコンロの場合、実際に火が燃え、上昇気流が発生するため、油ハネがしやすいと言われています。そのため、壁をつくって油ハネに注意をすると同時に、掃除がしやすい素材を選定します。(キッチンパネル、ガラス、タイル、SUSなど)

IHの場合は、調理器具自体を温めるため空気を温めず、その上昇気流が発生しにくいことから、少しのガラス立ち上がりや、スッキリと何もないデザインに落ち着くことが多いです。


■それ以外の設計の中で決めていく主だったキッチン機器類でいうと、食器洗浄機、ビルトインオーブン、水洗器具というところでしょうか。

食器洗浄機にも国産、海外製品と両方あるのですが、大きく違うのはその乾燥機能ではないでしょうか。国産だとPanasonic製をよく見かけますが、洗浄した後に温風乾燥させる機能がついています。一方、前述しているAEGやMieleなどの海外製だと、洗浄する際の温水の温度を高温にし、その余熱で乾燥させるそうです。

食洗機 パナソニック.JPG※Panasonic社製/キッチンと面材を合わせることも可能!

メンテナンスなどアフターフォローの面では国産の方が安心感があるでしょうが、デザイン性などを優先する場合は少し価格も高くなりますが、海外製の方が良いと思います。ユーザーの方からのご意見では、大きな鍋なども入るので重宝している、といった声もあります。価格差はそれぞれですが概ね10~20万円程度といったところでしょうか。

ただ、3~4人以上の家族で洗い物が大変、と感じている方以外では、費用対効果の魅力が薄いので、手洗いでいいとおっしゃる方も多いので、こういったコストもかかりがちな設備機器は、本当に必要かどうか、よく考えることをおすすめします。

あと、お料理好きやお菓子づくりをする方、電子レンジを卓上に置きたくない、という方には電子コンベック(ビルトインオーブン電子レンジ機能付)などが重宝されるでしょう。電子レンジが不要になるので、キッチンの卓上がスッキリと見せられる、という理由で希望される方もいます。

ビルトインオーブン.jpg※ビルトインオーブン 左側写真/Harman社製、右側写真/ROSSIERES社製

最後に水洗器具です。
浄水器は、水栓内蔵型のものや別口で設置するものなど、何故か今までの事例を拝見していると、採用されている方が多いのです。蛇口一体型やビルトインタイプが多いでしょうか。

ちなみに、私はBRITAを使っています。とても重宝していますが、こちらもカートリッジ式なので、付け替えの手間はややあります...と、リノベーションから話が少し逸れてしまいましたね、失礼いたしました。

最後に余談ですが、最近実物に触れて驚いたものがあります。それはタッチレス水洗なるものです。

センサーで感知してくれるため、意外と気になる水洗回りの汚れを気にせず、さらに水の無駄が減って節水効果も期待できるようです。
水洗N邸2.jpg※タッチレス水洗機能付

今回、ここまでに触れてきた機器類も必要な機能に応じて選定していくことになりますが、工事費全体のコストバランス、優先順位の高さなどを精査しながら予算に合わせてジャッジしていくことが必要です。

私達コンサルタントからは、そういった判断に対しても第三者的な立場として客観的なアドバイスをさせていただきますので、迷った際には是非是非ご相談ください。

それでは、次回からは「○○○マニア」以外のテーマも併せて、もう少し定期的にブログUPをしていきます!どうか懲りずにお付き合いいただければ嬉しいです。

キッチンマニアは今回で一旦終了です。
次回からのマニアシリーズにも乞うご期待ください!
今回も長文・乱筆ながら、ここまでお読みいただいてありがとうございます。

投稿日時 2011/11/04 11:06

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